LEGOオタクのJason Allemann氏は2005年、Microsoftのナチュラルキーボードという曲線的なキーボードの薄膜接点とLEGOを組み合わせることで、実際に使用できるキーボードのプロトタイプを作成しようとした。しかし、その曲線のおかげで同プロジェクトが完遂することはなかった。それから時が流れて2014年、同氏は新たな試みに挑戦し、今回はLEGOを用いて標準的なフラットタイプのキーボードの作成に成功した。
この新たなプロジェクトでは、道ばたに捨てられていたキーボードの薄膜接点が使用された。出来上がったキーボードは完全に動作する。Num LockとCaps Lock、Scroll LockのLEDは点灯し、キーもすべてちゃんと動作する。薄膜接点自体も、シンプルなLEGOフレーム内に収められている。
LEGOキーは、グリッド状に並べられた「LEGO TECHNIC」のコネクタによって、薄膜接点上の適切な位置に固定されている。キーボード全体にはTECHNICのパーツが自由自在に用いられており、キー同士の間隔を正確に再現するというデザイン上の難しい問題をうまく解決している。
すべてのキーは公式のLEGOパーツから選択されており、独自の印刷やシールは使われていない。つまりAllemann氏は、特定のコマンドを表すパーツを選択するために、自らの想像力を存分に発揮する必要があった。例を挙げると、Homeキーは屋根用の赤いパーツだ。また疑問符(?)キーは、LEGOの「Harry Potter」シリーズにある靴下の絵が描かれたキーとなっている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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