人気のフィットネストラッカー「UP24」の製造元であるJawboneが、快眠を促す2種類の新たなモバイルソフトウェアをリリースした。「UP Coffee」と「UP 3.1」だ。前者はユーザーのカフェイン摂取を監視し、後者はユーザー個人の運動と睡眠の質の相関関係を見出そうとするもの。
誤解のないように言っておくと、UP 3.1の方は全く新しいものではなく、Jawboneの「UP」リストバンドデバイスのコンパニオンアプリをアップデートしたバージョンだ。同社によると、新しいUP 3.1バージョンには、ユーザー個人の運動パターンが睡眠の質にどう影響するかを明らかにする、改善されたアルゴリズムが含まれるという。同様に、就寝時刻が早ければ早いほど、次の日の歩数が増えるということもあり得る。Jawboneによると、UP 3.1はユーザーの活動を約2週間にわたって常時測定した後で、こうした知見や情報を提示できるように設計されているという。
UP Coffeeは、ヘルストラッキングツールであるUPの3つ目の要素、つまり食事を対象とするアプリケーションだ(残りの2つは運動と睡眠)。ただし、UP Coffeeはすべての飲食物を監視するのではなく、カフェイン入り飲料の摂取とそれが睡眠の質に及ぼす影響にターゲットを絞っている。新陳代謝や生体の化学反応は個人によって大きく異なることがあるため、UP Coffeeは、特定の飲料が睡眠にどのような影響を及ぼす可能性があるのかを各ユーザーごとに予測するように設計されている。Jawboneの説明によると、UP Coffeeは、ユーザーがエスプレッソや栄養飲料、アイスコーヒーなどにどのように反応するのか、あるいは反応しないのかを大まかに把握するため、約10日間にわたってデータを収集するという。
UP 3.1とUP CoffeeはいずれもAppleの「App Store」でダウンロード公開されている。もちろん、UP 3.1を利用するには、ヘルストラッカーのUP、またはUP24が必要だ。UP CoffeeはJawbone製デバイスを必須とするわけではないが、パーソナライズされた睡眠状況を見ることは、カフェインの問題においてかなり重要だと思われる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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