サンディスク、USB3.0対応のUSBメモリや128GバイトのmicroSDXCカードなど発表

 サンディスクは3月5日、大容量128GバイトのmicroSDXCカードやUSBメモリなどを発表した。メモリカードでは日本でも33%のシェアを持つなど定評のある同社だが、USBメモリ製品はしばらく投入しておらず、今回の製品で日本市場に再参入することになる。

microSDXCカードやUSBメモリなどを発表
microSDXCカードやUSBメモリなどを発表

 まず、USBフラッシュメモリは、USB3.0に対応した「サンディスク エクストリーム プロ USB3.0 フラッシュメモリー」を3月下旬に出荷開始する。容量は、128Gバイトモデル(市場想定価格:2万円前後)のみ。

「サンディスク エクストリーム プロ USB3.0 フラッシュメモリー」
「サンディスク エクストリーム プロ USB3.0 フラッシュメモリー」

 転送速度は、最大260Mバイト/秒の読取り速度と最大240Mバイト/秒の書込み速度で、標準的なUSB2.0対応のUSBフラッシュメモリと比較して最大60倍の高速性能を特長とする。また、同時にエクストリームシリーズとクルーザーシリーズも発売を開始する。

「サンディスク エクストリーム USB3.0 フラッシュメモリー」
「サンディスク エクストリーム USB3.0 フラッシュメモリー」

 エクストリームシリーズは、「サンディスク エクストリーム USB3.0 フラッシュメモリー」として16Gバイト(同:3000円前後)、32Gバイト(同:4500円前後)、64Gバイト(同:8000円前後)の3種類がラインアップする。転送速度は、最大245Mバイト/秒の読取り速度と最大190Mバイト/秒の書込み速度。

「サンディスク クルーザー フィット USBフラッシュメモリー」
「サンディスク クルーザー フィット USBフラッシュメモリー」

 このほかに、超小型でPCのUSBポートに差し込んだまま使える「サンディスク クルーザー フィット USBフラッシュメモリー」もラインアップ。容量は16Gバイト(同:1500円)、32Gバイト(同:2500円)、64Gバイト(同4500円)で、いずれも3月下旬に出荷を開始予定だ。

Wi-Fi接続できるストレージドライブもお披露目

「サンディスク ウルトラ プラス microSDXC UHS-I カード 128GB」
「サンディスク ウルトラ プラス microSDXC UHS-I カード 128GB」

 メモリカード「サンディスク ウルトラ プラス microSDXC UHS-I カード 128GB」は4月に出荷開始する。16時間分のフルHD動画や7500曲の音楽、3200枚の写真などを保存できる。転送速度は40Mバイト/秒。UHSスピードクラス1とCLASS10に準拠しており、フルHD動画や高解像写真の撮影にも適しているとしている。市場想定価格は3万5000円前後。

「サンディスク コネクト ワイヤレス メディアドライブ」(左)と「サンディスク コネクト ワイヤレス フラッシュドライブ」(右)
「サンディスク コネクト ワイヤレス メディアドライブ」(左)と「サンディスク コネクト ワイヤレス フラッシュドライブ」(右)

 なお、日本での発売は未定だが、スマートフォンやタブレットとWi-Fiで接続できるストレージドライブ「サンディスク コネクト ワイヤレス メディアドライブ」を披露した。重さは70.8g、容量は32Gバイトと64Gバイトの2つがラインアップする。8台まで接続可能で、5台まで同時ストリーミング再生ができる。最大動作時間は約8時間で、待受時間は最大25時間としている。

 また、同様の機能を持つUSBフラッシュメモリ型の「サンディスク コネクト ワイヤレス フラッシュドライブ」も披露した。重さは27g。容量は、16Gバイト、32Gバイト、64Gバイトの3種類。最大8台まで接続可能で、3台まで同時にストリーミング再生ができる。最大動作時間は約4時間としている。

  • ワイヤレス接続で、最大8台まで接続可能。実際に接続して再生しているところ

  • USB接続(USB 2.0)も可能

  • カードスロット

ますます需要が高まるフラッシュストレージ

サンディスクのグローバルにおける状況
サンディスクのグローバルにおける状況

 サンディスクは、フラッシュメモリストレージにおいてOEMなど法人向け事業収益が62%、リテール(一般消費者向け)事業が38%という。2013年度の売上高は約6200億円で、研究開発費には約700億円を投じている。

 同社が力を入れるのは、「モバイル」「コンピューティング」「コンシューマ」の3つの市場に向け、テクノロジイノベーションとプロダクトイノベーションを起こすことという。

増えるファイルサイズ
増えるファイルサイズ

 サンディスクでは、スマートフォンの数量は2020年までに26億台になると予測する。1台あたりの平均容量は14Gバイト(2014年)から28Gバイト(2016年)に増加すると見込む。また、画素数の向上や4K動画などコンテンツの容量は増え続け、今後2020年までには40ゼタバイトのコンテンツが生まれるだろうとした。

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