ストリーミング音楽の2大サービスであるSpotifyとBeats Musicが、競争を激化させている。
以前Beats Musicで製品、エンジニアリング、デザインの責任者を務めていたFredric Vinna氏を、Spotifyが採用したと、この件に詳しい情報筋が明らかにした。情報筋によると、Vinna氏は先ごろBeats Musicを退職したばかりで(同氏のLinkedInページでは今も、職歴の項でBeats Musicが現職となっている)、今後はSpotifyに加わって製品も担当するという。
Beats Musicのクリエイティブディレクター、Rob Sheridan氏の説明によると、Vinna氏は「熱心なクリエイターたちが議論を戦わせる部屋」でこの新しい音楽サービスの構想と開発を進めた中心人物の1人だという。
Beats Musicはコメントを控えた。本稿執筆時点でVinna氏のコメントも得られていない。
Beats MusicとSpotifyはどちらもストリーミング音楽サービスで、インターネットラジオのPandoraとは異なり、特定のトラックをオンデマンドで聴く機能を提供している。また、どちらも月額10ドル程度で、どこからでもアクセスでき、広告も入らない。音楽産業の中でも急速に成長している分野だが、業界内の競争も激化している。特にSpotifyとBeats Musicは最大のライバル同士だ。
Vinna氏はつい先ごろまで、Beats Musicで製品の責任者を務めていた。その前はスウェーデンの音楽ソフトウェア会社Propellerhead Softwareに、さらにその前はToniumに勤務していた。Toniumもスウェーデンの企業で、ポータブルDJシステム「Pacemaker」を生産していたが、2011年に倒産している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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