Galaxy S5は、GALAXY S4よりもわずかに大きくなっただけであり、ディスプレイは5インチから5.1インチになった。この新型も、画面は1080pのHD AMOLEDディスプレイであり、スクリーンのピクセル密度はほんの少し低くなったが、人間の目では見ても分からないだろう。
Galaxy S5のサイズは、縦142mm、横72.5mm、厚さ8.1mm(縦5.59インチ、横2.85インチ、厚さ0.32インチ)であり、重さは145g(5.1オンス)だ。ハードウェアが追加された結果、GALAXY S4よりも縦が長くなり、重くなった。
今回は、水に弱いという弱点は克服された。防水機能を持つ「Galaxy S4 Active」に対するフィードバックを受けて、サムスンはGalaxy S5にミリタリースペックのIP67に準拠する防水・防塵性能を持たせた。つまりこれは、約3フィート(約1m)の水深で、30分間にわたって水中に浸すことができるということだ。
サムスンが、Androidの上を覆う「TouchWiz」インターフェースを全面的に改良しているといううわさがあったが、筆者はこれを心待ちにしていた。変更点はあまり広範囲ではないものの、見た目や感触をフレッシュなものにするいくつかの工夫が加えられており、この面では、見た目はまったく変わっている。
もちろん、Galaxy S5にはAndroid 4.4 KitKatが搭載されており、Android OSの機能もすべて備えている。また、通知トレイの展開可能なクイックアクセス設定などの、GALAXY S4で導入された要素も引き続き使える。
ほとんどの変更点は小さなものだ。例えば筆者が見たデモ用のデバイスでは、Googleのサービスフォルダがホーム画面に配置されていたり、クイック接続や「S Finder(Sファインダー)」へのクイックアクセスボタンを含め、通知パネルに新しいアイコンが採用されたりしていた。同様に、ホーム画面上でピンチインしたときに表示されるホーム画面の概要は、グリッド式ではなくパネル状になった。
アプリトレイで右にスワイプすると、プログラムやウィジェットのリストが表示されるのは同じだ。サムスンが独自アプリを減らすといううわさは、少なくともこのデモ用端末においては、かなり誇張されたものだった。
「Samsung Hub」は、「Samsung Apps」に名前が変更されたようだが(「WatchOn」も「Smart Remote」になった)、このデモ用端末には、「S Health(S ヘルス)」「S Voice(S ボイス)」「S Note」、セキュリティアプリの「KNOX」はまだあった。
また、設定メニューは大きく変更された。従来は設定を4つのタブに分割していたが、今回は縦にスクロールする、黒地に丸いアイコンを配したメニューになり、展開可能な下位カテゴリに分類されている。確かにデザインは新しくなったが、リストを延々とスクロールしなくてはならず、スペースが無駄な上に、GALAXY S4の整頓されたタブにくらべ、視覚的にもわかりにくく感じた。
変更されたもう1つの分野は「Kids Mode」だ。このモードは、子供に許可されたアプリを操作させつつ、スマートフォンのほかのコンテンツを隔離するサンドボックスで動作する。
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