日本テレビ放送網(日本テレビ)とHuluは2月28日、Huluの日本市場向け事業を日本テレビが承継することで合意したと発表した。日本テレビはHuluが会社分割により設立した新会社を子会社化する。
Huluは2011年9月に日本市場向けサービスを開始。月額980円の定額制サービスを提供している。現在1万3000本以上の映画、ドラマ、アニメを配信しており、コンテンツパートナーは約50社。2013年にはTBSオンデマンドやNHK、NHKエンタープライズとのコンテンツパートナーシップも発表している。テレビやスマートフォンなど、対応デバイスは9000万台(PCを除く)にのぼる。
日本テレビでは、「日テレオンデマンド」として都度課金制の動画配信に取り組んできたが、今回のHulu日本市場における事業譲渡を受け、新たに定額制動画配信ビジネスに参入するとしている。今後はHuluの独自テクノロジをいかしながら、映画、ドラマ、アニメなどのコンテンツを強化するとともに、日本テレビの話題作や人気番組のHulu向け限定コンテンツ配信などに取り組んでいく。
業務譲渡時期は今春を予定。Huluブランドはそのまま使用され、サービス内容についても継続されるとのことだ。
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