フールージャパンは12月19日、ソニー・コンピュータエンタテインメントのエンタテインメントシステム「PlayStation Vita TV」(Vita TV)に動画配信サービス「Hulu」の提供を開始したと発表した。すでに対応しているゲーム機「PlayStation 3」と同様の操作性を提供する。
画質は720pに対応し、大画面サイズのテレビと接続して使いやすいよう、リビング向けのユーザーインターフェースを採用する。映画やテレビ番組を「新着順」「人気順」「ジャンル」「地域」「スタジオ」などでソートし、作品をより探しやすくしているほか、検索バーを、ホーム画面のほか映画、テレビ番組の一覧ページにも表示することで、検索性のしやすさも追求している。
新規会員登録もでき、Vita TVから新規会員登録した人向けに、通常2週間の無料トライアル期間が1カ月まで延長される記念キャンペーンも実施している。
フールージャパンプロダクト部部長の福田剛氏は「Vita TVはHuluを視聴する上で、現在導入のハードルが最も低いデバイスの1つ。商品内容的にもゲームユーザーから、ネット動画を視聴したかったけれど手持ちのテレビでは見れなかった、という人まで対応できる。新たなユーザーに広がるのではないかと思っている」と話した。
Huluは、2011年9月に日本でサービスを開始した。2013年は東映アニメ、東宝、TBSオンデマンドと国内におけるコンテンツパートナーを増強。同時に、今回のVita TVのほか「ニンテンドー3DS」、「Kindle Fire」など、対応デバイスも拡大した。
「2013年は、既存対応デバイスのインターフェース改良や決済方法の多様化にも取り組み、会員数がそれまでの倍以上に伸びた。現在コンテンツパートナーは50社以上、約1万2000タイトルを提供している。今後の課題はHuluというサービスを知っていただく機会を増やすこと」(フールージャパン PRマネージャー江原槙子氏)と2014年を見据える。
また12月には、ベネッセと提携し、キッズ向け教育コンテンツ「しまじろうヘソカ」の配信も開始。iPadなどへのキッズロック導入と合わせ、キッズ向けサービスにも注力していくという。
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