logo

試験紙に尿をかけてガン検査--米MITが研究

Michael Franco (Special to CNET News) 翻訳校正: 編集部2014年02月27日 11時27分
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 近い将来、スティックに尿をかけるという方法でガンを発見できるようになるかもしれない。

 今週、ある研究結果が米国科学アカデミー紀要に掲載された。この中でマサチューセッツ工科大学のSangeeta Bhatia教授は、同氏とそのチームが試験紙を開発し、これによってマウスの結腸腫瘍を発見することができたと報告した。試験紙の開発には、家庭向けの妊娠テストに使われたものと同じ技術を使ったという。

 試験紙は、MRIで造影剤として使われるような、体内の腫瘍部分に集まる酸化鉄ナノ粒子の注射と併せて機能する。ガン細胞が健康な組織に侵潤する際に使うマトリクスメタロプロテイナーゼ(MMP)として知られる酵素が存在した場合、これがナノ粒子を分解する。分解されたナノ粒子は患者の尿を通じて排出される。試験紙に含まれる抗体がそれを捉え、金色のナノ粒子によって赤い色が生じ、腫瘍の存在を示す。

 Bhatia氏は、この技術の直近の応用先として、複雑で高価な医療検査を受けづらい発展途上国を挙げている。

 また、同氏は米CNETに対し、同氏のチームはこの試験方法を使って次に乳ガンと前立腺ガンを発見することに取り組む予定であり、同氏の目標はこの技術を使っていずれ全ての種類のガンを発見できるようにすることだと語った。


ガンが存在する場合、試験紙は赤く変化する。
提供:MIT/Bryce Vickmark

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

-PR-企画特集