ヤフーは2月26日、宿泊予約サイト「Yahoo!トラベル」において、ヤフーと宿泊施設の間で直接契約するビジネスモデルを開始し、宿泊施設からのシステム利用料(成約手数料)を無料にすることを発表した。同日より、宿泊施設向け掲載プランの申し込み受付を開始し、夏をめどに新生「Yahoo!トラベル」としてサービスを開始する予定。
これまでYahoo!トラベルでは、宿泊予約事業者から提供を受けた宿泊施設情報を掲載し、予約成立ごとに事業者などから手数料を受け取る、アフィリエイト型のサービスを展開してきたが、宿泊施設がかかえる負担を軽減すべくシステム利用料の無料化を決めたとしている。
新たに開始する直販ビジネスでは、宿泊事業者のサイトへの集客を目的に、Yahoo!トラベルからの外部リンクを開放する。なお、リンク設置に対して料金は発生しない。またユーザーは今後、Yahoo!トラベルを利用すると5%以上の「Tポイント」が付与されるようになるという。
ヤフーは2013年10月に“eコマース革命”と題して通販サイト「Yahoo!ショッピング」とオークションサイト「ヤフオク!」のストア出店料の無料化を発表。また、ネット予約の領域でも、同年10月に新サービス「Yahoo!予約」を開始し、第1弾としてサービス利用料を無料にした飲食店予約サービスを開始している。同社では「国内宿泊領域にも“予約革命”を起こすべく、本発表にいたった」と説明している。
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