JVC、新ウッドコーンオーディオのハイレゾ試聴会を実施--CDフォーマットとの聴き比べも

加納恵 (編集部)2014年02月07日 13時20分
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  • 写真左から「EX-N70」「EX-N50」

 JVCケンウッドは2月6日、1月に発表されたウッドコーンオーディオシステム「EX-N70/N50」(税抜き店頭想定価格:12万円前後/10万円前後)の発売に合わせ、試聴会を実施した。ビクターエンタテインメントのハイレゾ音楽配信サービス「VICTOR STUDIO HD-Music」が提供するハイレゾコンテンツとCDフォーマットの聴き比べなどが行われた。

 N70/N50は、振動板に木材を採用したウッドコーンスピーカとネットワークオーディ対応のセンター部を組み合わせたオーディオシステム。デジタルアンプ「DEUS(デウス)」や、独自の高音質化技術「K2テクノロジー」を搭載し、ハイレゾ音源対応モデルと位置づけている。

 試聴会は、プロのミュージシャンが使用するビクタースタジオで実施された。スタジオにはウッドコーンスピーカの試聴アルバムにも採用されている「TOMA Ballads 3」を手がけるミュージシャンの苫米地義久さんとピアニストでヴォーカリストの石塚まみさんが登場。生演奏が披露された。

 生演奏曲はその場で録音され、口径38cmのスタジオ用のラージモニタと口径8.5cmのフルレンジユニットを搭載するN50のスピーカで比較試聴。さらにそれぞれのスピーカで、44.1kHz/16bitのCDフォーマットと、96kHz/24bitのハイレゾフォーマットが再生された。ハイレゾ再生時は、ピアノの強弱がより表現され、音が豊かになる印象。口径は小さいながらもN50では再生音のバランスの良さが示された。

  • 口径38cmのスタジオ用のラージモニタ

  • 「EX-N50」

  • スタジオで生演奏が披露された

 続いてスタジオ内に移動し、CDとHD-Musicで配信されているハイレゾ音源による比較試聴が実施された。HD-Musicは、2月6日にハイレゾ音楽の配信を開始。ビクターエンタテインメントのほか、キングレコード、テイチクエンタテインメント、日本コロムビアの3社が参加しており、現在170タイトル、2000曲のハイレゾ音源をラインアップする。

 ハイエンドなオーディオファンに加え、ライトな音楽ファンをターゲットにしていることが特徴で、アニメソングから歌謡曲、ポップスなどのハイレゾ音源を取りそろえる。デジタル音源の高音質化技術「K2HDプロセッシング」を駆使し、1970年代後半から2000年にかけてのポップス系楽曲をCDマスター音源からハイレゾ化することも可能だという。

 N70/N50にも、独自の音質改善技術「K2テクノロジー」を搭載。これはデジタル変換時に失われる音楽情報を再生成し、原音に忠実なまま高音質化するもので、ハイレゾ音源についてもK2処理を施すことで、ビット拡張と帯域拡張、波形補正がされ、さらなる高音質化を実現する。加えてデジタルアンプに独自のDEUSを採用することで、ノイズレベルを極限まで低減。ひずみ率も改善することで「アーティストの想い」が表現できるオーディオとしている。

 JVCケンウッドとビクターエンタテインメントは、ハードとソフトともにハイレゾ化を推進。HD-Musicは、今までハイレゾを体験していない人にも聴いてほしいという想いから、ハイレゾ体感イベントを定期的に開催することも発表している。第1回は3月8日に東京都渋谷区のビクタースタジオにて開催される予定だ。

  • スタジオ内に設置された「EX-N70」

  • EX-N70の2ウェイウッドコーンスピーカの内部

  • EX-N50のフルレンジウッドコーンスピーカの内部

  • N70の11cmスピーカユニットには異方性振動板を装着することで、伝播速度を向上させている

  • スピーカの筺体とユニット部

  • N70 (左)、N50(右)ともに底面には振動対策として異種金属を組み合わせたワッシャを採用。N70にはアークベースを採用し、シャーシの剛性を向上させている

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