スマートニュースは2月3日、同社の提供するニュースリーダーアプリ「SmartNews」のダウンロード数が300万件を突破したことを発表した。サービス開始から約1年2カ月での達成となる。同社は2月3日、この発表に合わせて会見を開催。事業の近況を説明した。
300万件のダウンロード数を達成したSmartNewsだが、利用されているOSの内訳はiOS対Androidの比率が2対1程度。現在のMAU(月間アクティブユーザー)は75%。DAU(日間のアクティブユーザー)は38%となっている。上位66の媒体に対して、月間100万以上のページビュー(媒体社のサイトを表示する「Webモード」の閲読数と関連記事閲覧数の合計)の誘導を実現している。1月以降はSmartnews経由のアクセスについてはリファラも提供しており、「スマートフォン(向けメディア)では一番トラフィックが多いという声もある」(スマートニュース執行役員の藤村厚夫氏)という状況だという。
また月間Flip(アプリ内での画面遷移を伴うアクション)数は11億回、契約するメディアのニュースのみを表示するタブを用意する「チャンネルプラス」の累計購読者数は400万件以上。現在21社32媒体のチャンネルを用意しており、大体1ユーザー3〜4媒体を購読しているという。
また2月時点で55社102媒体と提携。同日、読売新聞の「ソチ五輪」関連ニュースを配信するチャンネルも新設したことも発表した。
現在は媒体社のページをキャッシュして素早く内容を表示する「Smartモード」上で、(1)媒体社指定の広告や特定のランディングページへの誘導、(2)指定のアドサーバからの広告配信、(3)アドネットワークのサポート——などを提供するほか、チャンネルプラスの提供媒体の拡大などを進める。「ユーザー、読む人と媒体社、書く人を結ぶのが次の一手であり、次の次の一手。UIの改善を進めると同時に、アルゴリズムも日々改善を進めている」(スマートニュース取締役の鈴木健氏)。また海外展開については、「技術は言語に依存するものではない。具体的に申し上げられる段階ではないが、着実に準備を進めている」(スマートニュース代表取締役の浜本階生氏)とした。
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