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[ブックレビュー]37シグナルズが教えるこれからの“働き方”--「強いチームはオフィスを捨てる」

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株式会社早川書房
詳細:単行本 / 272ページ / 早川書房 / 価格:1575円 / 著者:ジェイソン・フリード、デイヴィッド・ハイネマイヤー・ハンソン / 監修:高橋璃子 / 発売日:2014/01/24 / 外形寸法 (H×W×D):17.6cm× 11.0cm × 2.4cm / 重量:0.2 kg
内容:同じ組織に所属しながら社員が会社以外の場所で仕事をする「リモートワーク」。デメリットばかり考えがちだが、通勤時間がいらない、作業を中断することが少ない、など利点も多い。リモートワークを実践するソフトウェア開発会社「37シグナルズ」が教える、新たな働き方。
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 在宅で仕事をしている人は多いだろうが、たいていの場合は個人事業主のフリーランサーではないか。同じ組織に所属しながらも、会社以外の場所で仕事をしている例はまだ少ない。しかし通信環境が整備され、PCやスマートフォンなどのIT機器が進歩した現在なら、会社以外の場所で社員が仕事をする「リモートワーク」を取り入れること自体は非常に簡単なことだ。リモートワークにはどのような利点があり、注意点があるのか。リモートワークを実行して成功している「37シグナルズ」のノウハウに倣えば、自社でも取り入れられるかもしれない。

 本書では、まずリモートワークに関する誤解を解くところから始まる。「社員が家にいると仕事をしないのではないか」、「すぐに話し合いができなくて不便なのではないか」、「社員感の結束が弱まるのではないか」など、リモートワークにつきものの誤解だが、果たして本当にそうなのだろうか。ムダな通勤時間に疲弊して、創造的なアイデアを出す気力がなくなったり、しょっちゅうミーティングや電話で作業を中断させられて、考えがまとまらなかったりするような環境で仕事をすることの方が、非効率的で非生産的なのではないか。

 もちろん、リモートワークには利点ばかりあるわけではない。「社員が仕事をさぼるのではないか」という懸念とは裏腹に、社員が働き過ぎるがあったり、社員が孤独感にさいなまれたりする、といった落とし穴があるのだという。もちろん本書では、そうした落とし穴に対する解決法も提示されている。リモートワークのシステムに少しでも興味があれば、ぜひとも本書を参考にして実践してもらいたい。リモートワークが一般的になれば、会社の可能性も、仕事の可能性も拡大していくだろうから。

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