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政治を“遠いところのもの”にしてはいけない--ペパボ創業者の家入氏が都知事選に出馬

岩本有平 (編集部)2014年01月22日 18時44分
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 paperboy&co.(4月1日からGMOペパボに社名を変更)創業者でハイパーインターネッツ、creww、BASEなどの共同創業者、モノづくり集団「Liverty」の代表でもある家入一真氏が、1月23日公示の東京都知事選に立候補することを明らかにした。家入氏は1月22日にライブドア元代表取締役社長CEOの堀江貴文氏とともに出馬会見を開き、自身の思いを語った。会見の様子を紹介する。

出馬の理由――「政治や選挙を取り戻したい」

家入氏:家入一真と申します。よろしくお願いします。自己紹介……僕自身は会社を21のときに起業して、上場した後に辞めて、そのあといろんな事業を作りながら、いろんな子たちの居場所を作ることをやってきました。


家入一真氏

 具体的にはいじめられて学校に行けなくなった子たちや、就活を途中で辞めちゃって「どうしよう」という子たち、さまざまな子たちがいっしょに生きていく中で、いろんなビジネスやモノをつくって、自分たちの本当にやるべきことを見つける場所づくりですね。そのために、寄り添って生きていくための安価なシェアハウスを日本中に作ったりしています。

堀江氏:実際そこから成果が上がっているんですよね?

家入氏:そうです。そこから生まれた「BASE」というサービスが急成長していまして、店舗数でいくと楽天を抜くくらいに成長している。何もない、何もできないできない子たちが作ったサービスが急成長していて、サイバーエージェントから2億円を調達したりしている。

きっかけは「1000リツイート」

堀江氏:なぜ都知事選に立候補しようとしたのかと。きっかけから言って下さい。

家入氏:きっかけは、先月Twitterで「1000リツイートされたら(都知事選に)出馬する」って書いたら1000リツイートいってしまって、あとにひけなくなったところもあるんですが……きっかけはそうなんですが、僕自身正直興味あったし、1000リツイートもいくと思っていました。具体的に決めたのは2014年に入ってからで、事前審査の締め切り1日前に「やっぱ出よう」と決めました。

 先ほど言った「居場所を作っている」という話ですが、僕は中2の頃にいじめにあっていて、ひきこもりになったんです。18歳ぐらいまでずっと家の中で過ごしていて、学校に行かないでずっとインターネットをやっていました。いわゆる今でいうひきこもり、うつ状態です。

 ですが今の世の中にも当時の僕と同じように、ふさぎこんでしまって家から出られないとか、出られるかもしれないが行き場所がない子たちがいっぱいいるんです。そういう子たちが自殺をしたり。

 なんで日本でこんなに自殺が多いのかと僕はすごく思うんですけど、そういう質問になかなか誰も答えられない。たとえば学校に行かなくなった子が行けるフリースクールとかももちろんありますが、なかなか存在が知られていないし、大々的に「フリースクールに行っている」と言えない状況にあったり、就活したくないけどせざるをえない空気があって、それで自殺しちゃったりする子がいたりとか。

 そういう子たちが多い中で、僕らは自主的に行政に頼らず、居場所を自分たちで作っていくことで、そういった子たちが助けあって生きていく共同体を作っていこうとしていたんですね。それもネットを使ってやれることがあるんじゃないかと。国とか行政に期待せずに作ってきました。

 ただそれをやってきたとき、シェアハウスの法律が厳しくなっていくとかあると思うんですよね。そんな中で、居場所を自主的に作るにしても、政治に無関心でいられないと思ったんです。

 なんで居場所がないんだろう、なんで自殺が多いんだろう、なんで就活しないといけないんだろうということに対して答えられる大人がいないんです。政治家は「これが答えだ」というけど、はたして正解なのかというと、そうは思えなくて。1人1人がそういう質問を持つことに、日常の小さな質問に対して動き始めることに日本の未来があるんじゃないかと思っていて。

 選挙とか政治とかって、政治家のものじゃないですか。そんなのダメで、もっと身近なものだったはずなんです。だけど、政治家のものになってしまっていて、僕ら、若い世代からするとすごく遠いものに見えてしまう。言ってることも刺さらないし、よく分からない、興味が持てないですよね。もっと政治や選挙などでみんなの小さな質問を集めて、身近なものにしていって、選挙や政治を取り戻していこうぜ、と。

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