「SmartShelf」は、読書の情報をEvernoteに記録するためのアプリだ。読んだ本やこれから読みたい本を、バーコードやISBN、ウェブ検索などの方法で登録し、未読既読や5段階での評価、感想などを記入することにより、自分だけの読書データベースをEvernote上に作成できる。
使い方としては、まず目的の本を登録し、それに対するステータスを入力したのち保存、という流れになる。本の登録は、カメラを使ってバーコードを読み取ったり、ISBNコードを手入力したり、あるいはキーワードでウェブ検索したりとさまざまな方法が用意されている。情報の手動登録もできるので、絶版本などにも対応できるのもメリットだ。
登録した本は、未所持/所持、未読/既読といった区分や、5段階での評価、感想などを記入して保存できる。保存したあとは、カーリルのデータを利用して全国の図書館での在庫を調べたり、Amazonで購入したりといったことができる。手元にある本のデータベースとして利用できるのはもちろん、これから読みたい本を登録しておく用途に使うなど、活用方法は幅広い。
クラウドの読書管理サービスと比べると、他のユーザの感想や評価を読んだり、嗜好の近いユーザとやり取りするSNS的な機能はないが、こうした機能はとくに必要なく、自分だけの読書データベースが構築できればそれでよいという人も少なくないはず。CSV形式でのインポート/エクスポート機能も用意されているほか、アプリ作者を中心としたコミュニティの活動も盛んで、安心して使えるアプリといえそうだ。個人的にはiOSアプリなどのマルチプラットフォーム化にも期待したい。
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