ご当地アイドルに全力を注ぐ--KDDIのEC担う26歳・大塚さん - (page 2)

 ありますね。最初は使いづらいサービスでも、ユーザーの声を聞いて何度もバージョンアップを重ねるうちにどんどん改善されていくんですよ。auおまかせショッピングでも、まだPCに対応していなかったり、アプリが用意できていなかったりするので、ユーザーの声を大切にする姿勢はすごく学ぶべきところがありますね。あとはユーザー同士のコミュニケーションが盛んなアプリも参考にしています。

――仕事で愛用しているアイテムがあれば教えて下さい。

 仕事でのやりとりは、すべて紙の手帳にメモるようにしています。「言ったのにやってないじゃん」と言われるのがすごく嫌なので、全部もれなくメモしていて、読み返すとテープ起こしをしているような感じです(笑)。あと私は通勤時間が長いので電車で暇なときに、思いついたアイデアをスマホのメモ帳アプリにメモして、その内容をメールで飛ばして、会社のPCで確認したりしていますね。


あらゆる仕事のやりとりを手帳にメモしている

KDDIからアイドルサービスが誕生!?

――私も通勤時間が長いので、簡単な文章はスマホで書いたりしますね。ところで休日はどのようなことをして過ごしていますか。

 昔からアイドルが好きで、最近は愛媛のロコドル(ご当地アイドル)の「ひめキュンフルーツ缶」にハマっています。この前もライブで愛媛まで行ってきたんですが、商店街の看板などにも彼女たちが載っていて、地元ではどんな有名なアイドルよりも人気がありましたね。ライブへ行って、私より年下のアイドルたちが限られた青春の中で、ファンの前で歌って踊って、サインをしたりしているところを見ると、感動して泣いてしまうこともあります。「明日から頑張ろう」って元気をもらえますね。

――ご当地アイドルのことをロコドルって言うんですか、知りませんでした。ちなみに、ひめキュンフルーツ缶にハマったきっかけは何でしょう。

 アイドル好きの友だちと、ももクロ(ももいろクローバーZ)はもう近くで合えなくなったよねと話していた時に、お勧めされたのがひめキュンで、ライブに連れていってもらったことがきっかけですね。アイドルなのに音楽がロック調のところとか、腐ったフルーツのイラストを使っているところとか、可愛いグループ名とのギャップがいいですね。


仕事用のPCにも「ひめキュンフルーツ缶」のシールが貼られていた

――本当にアイドルが好きなんですね。それでは、最後に大塚さんがKDDIで実現していきたいことや、将来の目指す姿などを教えてください。

 まだ、そこまで具体的な夢はないのですが、人の習慣を変えられるようなサービスや機能を提供したいと思っています。たとえばいま担当しているauおまかせショッピングだったら、ストック型の定期購入サービスをどれだけ多くの方に浸透させられるかということですね。よく部内では「Creatty」(簡単に自身のポートフォリオが作れるオンラインギャラリーサービス)みたなサービスを作りたいよねと話しています。日本人は絵画の展示会があったら行くのに、それ以外のところでは全然絵に対する興味がない人も多いですよね。そこを喚起しようとしているあのサービスはすばらしいと思います。

――では、自身で新しい分野を作っていきたいと。

 せっかくKDDIという会社に入ったので、やれることはとことんやってみたいと思っています。あと、いまは全然それどころじゃないんですけど、アイドルのサービスなんかもやりたいです。

――またアイドルですか(笑)。ちなみにどんなサービスを考えているのでしょう。

 まだ妄想でしかないんですけど、いまはもう東京にいなくてもアイドルになれる時代じゃないですか。なので、「ライブビューイング」(ライブやコンサートを全国の映画館でリアルタイム上映するサービス)を使って、たとえば九州のアイドルのぬくもりが東京の映画館で伝わるような演出ができたら面白いと思いますね。

――では、KDDIからアイドル系のサービスが出たら大塚さんの仕業だと思った方がいいですね。

 本部内にもアイドル好きがいるので、その人たちを巻き込んでぜひ実現したいですね(笑)。

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