少しばかり落ち込んでいて、元気を出したいけれど難しい話は聞きたくないときに最適。眺めているだけで表情が和らいでしまう猫たちの写真がかわいらしい1冊。猫の写真で癒された後、余裕が出てきたら、おもわず「へぇ!」と言いたくなる偉人たちのエピソードや名言で、頭をリフレッシュ。犬好きには、前作の『人生はワンチャンス!「仕事」も「遊び」も楽しくなる65の方法』もお勧め。
頭の中がどうなっているのか見てみたくなる職業の1つが、同時通訳だ。同時通訳者として英語と日本語を駆使する著者は、母国語のように英語を使うために必要な力が「イメージ力」と「レスポンス力」だと言う。つまり、「文字」や「訳文」に捕らわれずに、状況や情景を瞬時に思い浮かべて、すかさず的確に表現できる力である。母国語では、自然にやっていることだが、英語のように「テスト勉強」を強いられ、その勉強のやり方しかできない人には身につかない。真に英語を使えるようになりたい人はぜひ一読を。
英語の勉強方法の1つとして、たくさんの洋書を優しいものから難しいものへと段階的に読んでいく「多読法」がある。母語を読めるようになっていくのと同じように、英語で簡単な絵本から大人の読む分厚い本へと読み進めていくのだが、母語ではないため、本を選ぶ時に難しさや内容の面白さの判断が付きにくい。そこで頼りになるのがブックガイドだ。本の読みやすさレベル(YL:Yomiyasusa Level)とコメントを参考にして、自分のレベルにあっていて、面白く読める本を探すそう。夢中になって読んでいる内に、難しい本でも読めるようになっていく。
プレゼンテーションを聞く人が、想像力をかき立てられたり、新たな発見をしたりできるようにする「創造的プレゼンテーション」を啓発する1冊。本書には、34個のプレゼンテーション・パターンが示されており、TEDのプレゼンテーションを手本に、人を引きつけるプレゼンテーションとはどのようなものかを学ぶことができる。スライドを見せるだけではない、多様な要素を取り入れたプレゼンテーションは、聞く人を魅了し、何かを想起させるに違いない。
いい仕事をするために一切の妥協をしない、攻めの姿勢の仕事術を説くのが、映画監督の大友啓史氏だ。本書では、これまで関わってきた個々の作品に対する熱い想いが語られているのはもちろんだが、作品の制作過程でのこだわりや、仕事仲間への厚い信頼なども垣間見ることができ、仕事をするものなら誰でもその姿勢に驚嘆し、共感するであろう。仕事で上に立つ立場の人だけでなく、仕事への情熱を失いかけている人や、自分の道に迷っている人にも読んで欲しい。
立ち位置を一歩横にずらしただけで、いつもと違う風景が見えてきたことはないだろうか。「いつもと同じ」は心地いいかもしれないが、それだけではつまらないし、発展できない。会社で新しいアイデアを求められたり、大胆なやり方で攻める必要があったりしても、「いつもの発想」のままでは突破口は開けない。しかし、「いつもの自分」だけではどうにもならない。本書は、いつもの型を破るためのガイドとなってくれる。
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