PayPalは今週、買収を行い、モバイルアプリ開発と生産環境を提供するStackMobのエンジニアリングチームを獲得する。
2010年に創設され、サンフランシスコに拠点を置くStackMobは、モバイルバックエンドとオープンソースソフトウェア開発キット(SDK)の構築およびサポートのためのデータストアAPIやサーバ側カスタムコードなどをサポートするプラットフォームを提供する。
端的に言うと、スマートフォンとタブレットがデジタル決済を行うツールとして選ばれることが急速に増えつつある状況の中で、これらのリソースはより高速なモバイルバックエンドをPayPalに提供するだろう。
PayPalの最高技術責任者(CTO)であるJames Barrese氏は米国時間12月17日のブログ投稿の中で、StackMobの頭脳集団に加わってもらうことで、PayPalは「世界中の顧客のために決済を一変させることを目指す製品の開発とテスト、および導入をより迅速に進められるだろう」と詳しく説明した。
そのインフラストラクチャのおかげで、モバイル開発者はPayPalの決済機構および機能を自らのアプリにより簡単に組み込めるようにもなるかもしれない。
Barrese氏は、StackMobの最高経営責任者(CEO)Ty Amell氏による見通しを引用しており、Amell氏はそのなかで「PayPalにおけるわれわれの取り組みによって開発者は、オンライン、モバイル、店舗内の体験へと及ぶシームレスな決済ソリューションを開発しやすくなる」と述べている。
今回の買収に関する金銭的条件は明らかになっていない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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