米Yahooの活発な企業買収を記録している人にとって、このほど、リストに追加すべき新たな買収が決まった。ウェブサーバの運用支援を手がけるPeerCDNは米国時間12月17日、同社のウェブサイト上でYahooに買収されたことを発表した。
新興企業のPeerCDNは、画像やダウンロードファイルのようなコンテンツをやり取りできるよう支援するピアツーピアネットワークをホストしている(社名に含まれるCDNは、「コンテンツデリバリーネットワーク」を表す)。その意図は、こうしたリソースの配信(デリバリー)を円滑にして、反応時間の短縮と帯域幅コストの削減を実現することだ。
今回の買収は、Yahooがここ数週間で発表した他の買収の多くとは少しばかり異なる。オンライン動画のEVNTLIVEやPtchのように、こうした買収の多くは消費者への対応を強化するものだったが、今回はより技術的な買収だ。ただしテーマとしては、コンテンツに注力するYahooの姿勢と合致している。
Yahooは米CNETの取材に対して買収を認め、PeerCDNのエンジニア3人がカリフォルニア州サニーベールにあるYahoo本社の「メディア組織」に加わったと述べた。「このチームはドメインの専門知識における確かな経験と動画への情熱を持っており、Yahooにとって申し分ない」(Yahooの広報担当者)
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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