The Wall Street Journal(WSJ)によると、Sprintは2014年、いちかばちかT-Mobile US買収に打って出るかもしれない。
WSJは匿名の情報筋の話として、SprintがT-Mobileを2014年前半に買収することを検討していると報じた。買収金額は200億ドルを超えるか可能性がある。
買収が成立すれば無線通信分野の状況が大きく変わる。米国第3位の通信事業者であるSprintが、全米規模の通信事業者としては最も小さい第4位のT-Mobileと一体になる。その考えとしては、両社よりはるかに大きなVerizon WirelessやAT&Tに対抗するには、合併してできる会社の方が適しているということになる。
しかし合併は、無線通信市場は4社で競争するのが好ましいと過去に述べていた規制当局の方針を試すことにもなる。AT&Tは2011年にT-Mobile買収を計画したものの、当局が承認しない姿勢を示したことから中止を余儀なくされた。この件はAT&Tにとって高くついた。T-Mobileの親会社であるDeutsche Telekomに30億ドルを支払い、10億ドル相当の周波数帯を提供することになった。T-Mobileはこの時の周波数帯を使ってLTE網を構築した。
Sprintはこの買収を進めるかどうかまだ決定していない、とWSJは述べている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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