ベインキャピタルグループのBCJ-12は12月11日、マクロミルの全株取得を目指して公開買い付け(TOB)を実施することを発表した。
成熟しつつあるインターネットリサーチ業界において、既存市場の成長率を大幅に上回った成長を続けるためには、海外展開やM&A、新規事業投資などの施策実行が必要となる。だが短期的にはそういった施策が株主にマイナス影響を及ぼす可能性があると判断。短期的な業績の変動に左右されない経営体制の構築に向けて、TOBを実施するに至ったとしている。
TOB価格は1株あたり786円。12月11日の終値である663円を約19%上回る。BCJ-12は、マクロミル創業者で代表取締役会長兼社長の杉本哲哉氏(持ち分比率:2.98%)のほか、杉本氏の資産管理会社であるバニラスカイ(同7.77%)、マクロミル筆頭株主のヤフー(同22.39%)が公開買い付けに応募する。TOB期間は12月12日から2014年1月31日まで。買い付け予定株数は6536万6695株。買い付け予定株数の下限は4357万7797株。上限は設けない。買い付け代金は513億7800万円を見込む。
BCJ-12は、TOBでマクロミル株を全株取得できなかった場合、全部取得条項付き株式を発行して全株の取得を目指すとしている。
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