マクロミルは、2月10日の取締役会で、韓国の調査会社EMBRAIN(エムブレイン)の株式の取得および第三者割当増資引受けによって同社株式の51%を取得し、子会社化することを決議したと発表した。株式取得日は2月29日を予定している。
EMBRAINは1998年に韓国ソウルに設立された総合リサーチ企業。東北アジアのアンケートパネルを独自に構築・運営しており、韓国に64万人、中国と台湾でも子会社を通じてそれぞれ55万人、15万人のパネルを抱えている。マクロミルは、2008年に韓国に持分法適用会社を設立、2011年には中国に連結子会社を設立するなど海外展開を進めてきたが「もう一段踏み込んだ非連続の成長を模索していた」という。
韓国ではネットの普及が進んでいる一方で、マーケティングリサーチに占めるネット調査の比率は2010年実績で16%と、世界平均の22%と比較しても低い水準となっている。マクロミルは今後、両社のノウハウを結集することで、韓国市場におけるネットリサーチの認知度および信頼度の向上を目指すとしている。
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