朝日インタラクティブとTHE BRIDGEが共催したスタートアップアワード「Japan Startup Award」の表彰式が12月10日、朝日インタラクティブのイベント「CNET Japan Live 2013」内で開催された。
Japan Startup Awardは、ITを駆使し、今後大きく成長と活躍が期待できるスタートアップに対して表彰し、スポットライトを当てることを目的としたアワードだ。朝日インタラクティブが運営する「CNET Japan」とTHE BRIDGEが運営する「THE BRIDGE」がこれまでに取材、記事化にしたスタートアップの中から、過去5年以内に創業していて、未上場企業である18社がノミネートされた。
11月14日~11月27日の投票期間を経て、読者からの約1万票の投票をもとに各賞を決定した。
最優秀賞に選ばれ賞金50万円を獲得したのは、「Tokyo Otaku Mode」を展開するTokyo Otaku Mode。同社の Facebook ファンページのLike数は1400万件を超え、世界のオタクファンの人気を得ている。同社は日本のオタクカルチャーのコンテンツを収集し、情報を発信している。
Tokyo Otaku Mode CEOの亀井智英氏は、「2011年3月からサービスを開始し、海外に向けて情報を発信してきた。まだ日本での認知が高くないので、今回の受賞が取引先の信頼につながっていくと考えている」と受賞のコメントを語った。
CNET Japan賞に選ばれ、賞金30万円を獲得したのは「Retty」を運営するRettyだ。従来のグルメサービスと異なり、ソーシャルメディアの特性を生かすことで「人」を軸とした店舗探しを可能とするサービス。先日は総額3億3000万円の資金調達を実施したことでも注目を集めている。
受賞したRetty代表取締役の武田和也氏は「約2年半前に創業して以来、全社員で意識してきたことはユーザーを大切にすること。そのおかげで、ユーザーの一部の方にファンになってもらうことができ、今回の投票でも応援していただき、こうした結果につながったのだと思う」と受賞のコメントを語った。
THE BRIDGE賞に選ばれ、賞金30万円を獲得したのは、「MONOCO」を運営するMONOCOだ。MONOCOはデザイン雑貨の招待制ショッピングサイト。登録には招待が必要となり、日本国内で約100名、国外では約550名ものデザイナーと提携して雑貨を紹介している。紹介されたデザイン雑貨は、時間限定のフラッシュ・セールス形式で販売される。
MONOCO代表取締役の柿山丈博氏は「こうして表彰していただいて嬉しく思います。売上も伸びており、お客様に評価していただいている結果だと思っています」と受賞のコメントを語った。
THE BRIDGE代表取締役で編集長の平野武士氏は、表彰のあいさつで、「起業の現場にはなかなかスポットライトが当たらない。今回のアワードは、読者の投票によりスタートアップを称える場、評価する場を作りたいというのが目的だった」と、Japan Startup Awardについて語った。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス