ファッションECサイト「ZOZOTOWN」を運営するスタートトゥデイが、ネットショップ作成サービス「STORES.jp」運営のブラケットを子会社化して約5カ月。当時もシナジーについて語ってくれた両社が、いよいよ共同事業を開始する。
スタートトゥデイとブラケットは12月2日、共同でアパレル特化のCtoCマーケットプレイス「ZOZOMARKET」を開始することを発表した。同日より先行登録を開始し、2014年1月15日にサービスを公開する予定。
ZOZOMARKETは、洋服やファッション小物など、アパレルに特化したCtoCマーケットプレイス。アパレル関連のアイテムを持っていれば、個人、法人を問わずに出店し、アイテムを販売できる。システムはSTORES.jpと連動しているため、STORES.jpでショップを作成し、管理画面にある「プロモーション機能」をオンにすれば、審査の上でZOZOMARKETに出品できる。
利用料金にはSTORES.jpを通常どおりに利用した場合と同じで、月5アイテムまでの公開は無料、6アイテム以上は月額980円、決済手数料は5%となるが、ZOZOMARKET経由で商品が売れた場合のみ、販売額の10%が手数料としてかかる。
ブラケット代表取締役の光本勇介氏によれば、現在約6万店舗あるSTORES.jpのショップの約7割がファッション関係のアイテムを扱っているという。また一方で、スタートトゥデイのZOZOTOWNでこれまで扱ってきたのは大手2000ブランドほどだが、全国の中小アパレルブランドや中小のアパレルショップへのリーチができない状態だった。こういった背景もあり、ZOZOMARKETの提供を準備してきたという。
光本氏はSTORES.jpを公開した際、「将来的には、みんながTwitterやFacebookのアカウントを持つような感覚で、それぞれ個別のストアを持てるようになればいいと考えている」と語っていた。今回ZOZOMARKETを展開するにあたっては、「1ブランド1オンラインストア、1店舗1オンラインストアといった形になるよう、アパレル業界のEC化の加速を目指す」としている。
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