米連邦通信委員会(FCC)は高度1万フィート以上を飛行する航空機で携帯電話およびモバイルブロードバンドサービスの使用を許可することを検討している。
FCCはこれまで航空機での携帯電話やインターネット接続などの携帯機器の使用を制限してきたが、現在コミッショナー間で規定変更の提案書を回覧している。12月に開催されるオープンミーティングで提案し、その後パブリックコメントを受け付ける予定だ。
FCC委員長のTom Wheeler氏は米国時間11月21日、進化する技術と足並みをそろえることがFCCにとって重要だと述べた。
FCCの動きの数週間前には米連邦航空局(FAA)が、規則を変更して飛行中に携帯機器を使えるようにすると表明している。FAAは離陸から着陸まで電子書籍端末やタブレットなどのデバイスを利用できるよう規則を変更すると述べた。しかしFAAはこの時、飛行中ユーザーが携帯機器を「機内モード」に切り換えて電波の入らない設定にしなければならない点は変わらないと説明していた。
FCCが規則を変更すれば、航空機が高度1万フィートに達した後は携帯機器で音声通話およびデータ通信サービスを利用できることになる。ただし、離着陸時にはやはり「機内モード」に切り換える必要がある。
規則の変更で飛行中にこれらのサービスにアクセスすることが認められても、FCCが航空会社に対し、乗客が携帯機器での音声通話やデータ通信サービスを飛行中に利用できるようにすることを義務づけるわけではない。航空会社が利用を制限する可能性もある。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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