クパチーノ市議会は米国時間11月19日、Appleが計画している176エーカ―(約71万平方メートル)の「Campus 2」(「宇宙船型」キャンパスとして一般に知られる)の建設を正式に承認した。
同市議会は10月に、280万平方フィート(約26万平方メートル)の社屋建設を全会一致で承認しており、今回の投票はほとんど形式上のものだった。これによりAppleは、20年間にわたる開発協定を同市との間で締結し、正式な建築許可証を20日に受け取ることができる。Appleは、以前はHewlett-Packardのキャンパスだった同敷地上のオフィスビルを解体する作業を2013年末までに開始する計画で、建設の第1フェーズは2016年までに完了する予定だ。
この会合に関するMacRumorsの記事によると、クパチーノ市のOrrin Mahoney市長は、同プロジェクトを全会一致で承認する19日の投票結果を受けて、「頑張れ」と述べたという。「完成を心待ちにしている。頑張れ」(Mahoney市長)
Appleは正式合意の一環として、クパチーノ市から同社への毎年の売上税還付率の減少という形で、同市に納める税額の増加に同意している。クパチーノ市は2012年、売上税の50%を同社に返還したが、それが35%になる予定だとThe Los Angeles Timesは報じている。同紙によると、Appleが2012年に売上税としてクパチーノ市に納めた1270万ドルのうち、620万ドルが同市からAppleへと返還されたという。
新キャンパスの中央に建設されるのは、4階建ての曲面ガラスとスチール製のリング型の建造物で、周囲は7000本以上の樹木で囲まれる予定だ。Appleの共同創設者である故Steve Jobs氏自身が2011年、最初にこれを「宇宙船」と表現した。新しいキャンパスでは、1万4000人以上の従業員を受け入れる予定だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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