ザワットは11月19日、iPhone向けオークションサービス「スマオク」のオークションアプリを公開した。App Storeから無料でダウンロードできる。
スマオクはスマートフォン向けの“時短オークション”を提供する。これは商品に入札がなされた際、初めて24時間限定のオークションがスタートする仕組みだ。そのため、期間内に入札がなく、再度出品するといった手間がないほか、締め切り間近になって入札が入るということがないという。またオークションなので、値下げ交渉などをせずに商品を販売できる。
iPhoneのカメラで撮影したアイテムは、そのまま出品可能。代金は落札後に落札者が事務局に預け、出品者と落札者が互いを評価したあとに出品者に届けられるエスクローサービスを導入。ユーザー間の金銭トラブルを防止する。支払いはクレジットカードをはじめコンビニ、銀行ATMに対応する。
サービスは20歳以上の男女が利用可能。ただし出品可能な商品は、おおむね定価1万円以上の女性向け高級ブランド品に限定する。メインユーザーとして想定するのは、30歳前後の働く女性だという。
サービス開始を記念して、5000円以上のアイテムを出品したユーザー先着1000人に100円、そのうち抽選で1人に5万円が当たるキャンペーンを実施する。期間は12月2日まで。
ザワットでは、クラシファイドサービス「WishScope」を提供してきた。そのユーザーにヒアリングした際、7割のユーザーが「安心安全に中古品を売買したい」という回答をしたのだという。「特に女性だと『いいものを安く買いたい』というニーズは大きい」(ザワット代表取締役CEOの原田大作氏)
そこで今夏よりスマオクのサービスを企画。10月から数百人規模でスマオクのベータテストを展開してきた。
スマートフォンを使ったCtoC型のサービスとして先行するのは各社の「フリマアプリ」だ。これに対して原田氏は「単純なフリマアプリでは先行するサービスと差別化できない。時短オークションは時間のあまりない忙しい人でも使える。値下げ交渉も必要ない」とスマオクのメリットを語る。
このスマオクは、KDDIが展開するインキュベーションプログラム「KDDI ∞ Labo」の第5期プログラムに採択されている。今後はKDDIと連携したマーケティング施策なども展開していきたいとしている。
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