Barack Obama米大統領が利用するソーシャルメディアの投稿が米国時間10月28日、一時的に乗っ取られた。「オバマケア」の推進団体Organizing for Action(OFA)を宣伝するためにObama大統領のチームが使用しているURL短縮機能が悪用されたことが原因とみられる。
Obama大統領のTwitterおよびFacebook投稿に含まれていたOFAの短縮URLをサイト訪問者がクリックすると、短い間、「テロに直面するシリア」に関する24分間の映像へと誘導される状態になった。シリア電子軍(SEA)は、この攻撃を認める声明を出し、さらにObama大統領の政治キャンペーン用の電子メールアカウントにアクセスしたことも明らかにした。なお、問題の短縮URLだが、現在は訂正されている。
Thank you Obama for redirecting people to the #SEA website http://t.co/y9o9y6uU5t #SyrianElectronicArmy
— SyrianElectronicArmy (@Official_SEA16) October 28, 2013
Twitterの広報担当者は米CNETに対し、「偽のURLの作成に使われたのは、大統領のアカウントで使用されたサードパーティ製の独自のURL短縮機能であり、Twitterアカウントそのものではない」と述べた。
SEAは、インターネット上で著名人を標的としたサイト攻撃を仕掛けることで知られている。シリアのBashar al-Assad大統領を支持するこの集団は、これまでにAssociated PressやThe New York Times、Twitterなどを標的にしてきた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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