ビューアから便利ツールまで--iPhoneでWikipediaをフル活用できるアプリ6選

 ネット上の百科事典として、ユーザから広く支持されているWikipedia。既成の辞書とはまた異なる、執筆者のこだわりがあふれた内容には、日々お世話になっている人も多いことだろう。ネットをそれほどヘビーに活用していない人からも、よくアクセスするサイトとして名前が挙がることも多く、その存在感はここ数年増すばかりだ。

 今回は、特徴的な機能を備えたWikipedia専用のビューアから、Wikipediaのデータを活用して知識を広げてくれるのに役立つアプリまで、iPhoneでWikipediaをフルに活用するためのアプリを6本まとめて紹介する。

使い勝手に優れたWikipediaビューア「Wikipanion」

 「Wikipanion」(無料:10月29日時点)は、使い勝手を追求したシンプルなWikipediaビューアだ。20段階のフォントサイズの調節をはじめとする表示関連のカスタマイズや、ページ内の特定のセクションに対しても付与できるブックマーク機能など、基本的な使い勝手に注力しており、Wikipediaでの検索がストレスなく行えるよう工夫されている。

ホーム画面。前回最後に閲覧していたページがこのあと自動表示されるので、再検索の手間がかからない
ホーム画面。前回最後に閲覧していたページがこのあと自動表示されるので、再検索の手間がかからない
Wikipediaのキャッシュ機能が強力な「Wikiamo」

 「Wikiamo」(無料:10月29日時点)は、強力なキャッシュ機能を搭載したWikipediaビューアだ。一度表示したページのキャッシュがデフォルトでは1週間、設定すれば永久に保持されるので、地下鉄など電波状況のよくない場所や、通信によって電池を消耗したくない場合など、オフライン環境でも快適な閲覧ができることが特徴だ。

検索は他言語のWikipedia、およびグーグルでの検索も行える
検索は他言語のWikipedia、およびグーグルでの検索も行える
検索語の関連項目をメッシュ状に表示できる「WikiLinks」

 「WikiLinks」(300円:10月29日時点)は、検索語の関連項目をメッシュ状に表示してくれる新感覚のWikipediaビューアだ。ページ内から取得したリンクをもとに関連語にリストアップしてメッシュ状に配置し、アイコンをダブルタップすることで先へ先へと展開していけるので、通常の検索ではヒットしにくい関連項目との出会いを促進してくれる。

タップすると検索語を中心に関連語が取り巻く形でメッシュ状の図が表示される。通常の説明ページを表示するにはアイコンをシングルタップする
タップすると検索語を中心に関連語が取り巻く形でメッシュ状の図が表示される。通常の説明ページを表示するにはアイコンをシングルタップする
トレンドワードをWikipediaですばやく検索できる「WikiEgg」

 「WikiEgg」(無料:10月29日時点)は、英語と日本語のWikipediaを切り替えて表示できる国産のWikipediaビューアだ。本文の全文検索に対応しており、単独のページを持たない項目を探すのに向いているほか、ウェブ上でトレンドとなっているワードを読み込んでワンタップで検索できるので、現在のトレンドを手軽に把握したい場合に役立つ。

ホーム画面。上部の検索窓にキーワードを入れると候補が表示される。なお日本語版のWikipediaだけでなく、英語版、さらにはアンサイクロペディアと検索先を切り替えられる
ホーム画面。上部の検索窓にキーワードを入れると候補が表示される。なお日本語版のWikipediaだけでなく、英語版、さらにはアンサイクロペディアと検索先を切り替えられる
話題の言葉をWikipediaですばやく検索「キーワードなう」

 「キーワードなう」(無料:10月29日時点)は、ネットで話題になっているキーワードのランキングを取得して表示するアプリだ。それぞれの項目からはWikipediaの説明ページを参照できるほか、ニュースや画像、動画などの検索もかんたんに行えるので、Wikipediaを活用して現在のトレンドをより深く知るのに適している。

ホーム画面。いま話題になっているキーワードのベスト100が、一時間/一日/一週間といった範囲で表示される
ホーム画面。いま話題になっているキーワードのベスト100が、一時間/一日/一週間といった範囲で表示される
Wikipediaの更新チェックに最適「Wiki & Website Watcher」

 「Wiki & Website Watcher」(無料:10月29日時点)は、登録したサイトの更新状況をチェックして通知してくれるアプリだ。RSSなどで更新情報が配信されないサイトをスマホで効率的に巡回するためのアプリで、Wikipediaのように不定期なペースで更新されるサイトをチェックするのに向いている。

サイト名とURLを入力する。手動登録なのがやや手間。またあとから並び替える機能が用意されていないので、近いジャンルはまとめて登録したほうがあとあと使いやすい
サイト名とURLを入力する。手動登録なのがやや手間。またあとから並び替える機能が用意されていないので、近いジャンルはまとめて登録したほうがあとあと使いやすい

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