関連語をメッシュ状に表示できる新感覚のWikipediaビューア「WikiLinks」

 「WikiLinks」は、関連する語をメッシュ状に表示してくれる新感覚のWikipediaビューアだ。ページ内から取得したリンクをもとに関連語にメッシュ状に配置し、アイコンをダブルタップすることで先へ先へと展開していけるので、通常の検索だけでは出会わない関連語に手軽にアクセスできることが特徴だ。

  • ホーム画面。検索を実行すると下段に候補が表示される。見出し検索のほか全文検索にも対応する。履歴の呼び出しも容易だ

 キーワードを入れて検索すると、記事の見出しが表示される。全文検索に対応しているので、見出し内にキーワードを含む記事だけではなく、そのキーワードに本文内で言及している記事もまとめて検索できるのは利点だ。

 見出しをタップすると、見出しのついたアイコンが表示され、その周囲に関連語がメッシュ状に表示される。本アプリの最大の特徴はここで、関連語を視覚的に確認できるのはもちろん、アイコンをダブルタップしていくことでメッシュが先へ先へと展開していくので、通常の検索だけでは出会わない関連語に手軽にアクセスできる。

 通常の記事本文を開くには、ダブルタップではなくシングルタップすればよい。記事内のリンクをたどっていくつかのページを読んだあと、下段のアイコンをタップして再度メッシュ表示に戻れば、そこまで読んだページがメッシュ化されてリンク表示される。メッシュは動的に配置されるので、未知の関連語をどんどんダブルタップしてメッシュが広がっていっても見やすくレイアウトされる。手動でドラッグして位置を変更することも可能だ。

 また、日本語のWikipediaだけではなく、あらかじめ設定した複数言語のWikipediaも検索対象にできるほか、YouTubeから関連動画をピックアップしたり、ワンタッチでGoogleで検索できたりと、そのキーワードについて知るためのあらゆる方法が用意されている。ページについてTwitterやFacebookにすばやく投稿できるのはもちろん、スクリーンショット付きでメールできるなど、入手した情報をシェアする機能も豊富だ。

 450円の有料アプリだが、機能豊富なアプリによくある、基本機能がおろそかになっていたり操作性が破綻していることもなく、価格以上の価値があるアプリといえる。ネックなのはお気に入り機能がわかりづらいことと、また記事本文を表示せずにアイコンをダブルタップしてメッシュを広げていった場合、同じ語に対して表示される関連語の顔ぶれがつねに同じなことだろうか。リロードすれば別の語が出てくるようになれば、さらに楽しみが広がりそうだ。

  • タップすると検索語を中心に関連語が取り巻く形でメッシュ状の図が表示される。通常の説明ページを表示するにはアイコンをシングルタップする

  • 関連語をダブルタップするとメッシュがどんどん広がっていく。関連性が高いものが数珠つなぎになる場合もあれば、まったく見当外れな方向へと広がっていく場合も

  • 右上のサイコロマークをタップするとメッシュがランダムに拡張される。アプリ任せで未知の語句に出会うことができるので面白い

  • 通常の説明ページ。表組みの表示にやや弱いようで、レイアウトが乱れることもしばしば。ページ上部には他言語のWikipediaにおけるヒット件数などが表示される

  • YouTubeと連携し、検索結果を呼び出すこともできる

  • 画像が多数含まれているページは、このように上段に画像のサムネイルを表示し、個別に呼び出すこともできる

  • 履歴表示にも対応する。なおキャッシュサイズは設定画面で指定できる

  • 閲覧中のページをメールで送信する際、スクリーンショットが添付できるのは面白い

>>WikiLinksのダウンロードはこちらから

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