[ウェブサービスレビュー]ロゴに使われている欧文フォントの種類を解析できる「WhatFontis.com」

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内容:「WhatFontis.com」は、ロゴなどに使われている欧文フォントの種類を オンラインで解析できるサービスだ。フォントの種類が気になった場合に手軽に調べられるのはもちろん、過去に作成したロゴに用いたフォントの種類がわからなくなった場合も、目視で比較する手間を掛けることなく、簡単に特定することができる。
  • 「WhatFontis.com」トップページ。特に会員登録もなく使用できる。オプション項目などは英語が多少わからないと理解しにくい

 「WhatFontis.com」は、ロゴなどに使われているフォントの種類をオンラインで解析できるサービスだ。フォントの種類が気になった場合に手軽に調べられるのはもちろん、過去に作成したロゴに用いたフォントの種類がわからなくなった場合も、目視で比較する手間を掛けることなく、簡単に特定することができる。

 使い方は簡単で、解析したいフォントが用いられているロゴ画像を選択したのち、背景色が解析対象のフォントよりも明るいか暗いかを選んで続行。自画面で、フォントが1文字ずつ分割された状態で表示されるので、それぞれの文字の種類をキーボードから入力する。例えば「i」であれば、「1」や「l」と誤って解析されるのを防ぐため、「i」と入力してマッチングさせるわけだ。

  • まずはロゴ画像をアップロード。JPGやPNG、GIFなど主要フォーマットをサポートする。オンライン上の画像を指定することも可能。ファイルサイズの上限は1.8Mバイト

  • ロゴ画像が文字単位で分割されて表示された。小文字のiのように、2つのパーツに分かれている文字は分割される場合があるが、気にしなくて構わない

  • 文字をマッチングさせるために、それぞれの文字の隣にある入力欄に、キーボードからそれぞれの文字を入力してやる。最低2文字あれば解析が行える

 以上の作業を行って解析を実行すると、形状がよく似たフォントがずらりと表示される。それぞれのフォントにはプレビューが表示されるので、オリジナルとの形状の差異をチェックしつつ、利用されているフォントを特定できる。気に入ったらリンク先にジャンプしてフォントを購入することもできる仕組みだ。

 海外サービスということで日本語フォントには対応しないほか、背景にパターンが敷かれていたりコントラストが弱いとうまく認識できないといった癖はあり、必要に応じてアップロード前にローカルで加工してやらなくてはいけない場合はあるが、ロゴに使われている最低2文字が認識できれば解析が実行できるので、融通が効かないわけではない。デザイナーはもちろん、フォントの種類に興味をもつ人にとっても、有益なサービスと言えそうだ。

  • 解析を実行したところ。形状が類似したフォントがリスト化されて表示される。ページ上部にはオリジナルのロゴが表示されているので比較も容易

  • 各フォントをクリックすればフォントを販売するページに移動する。解析時に無償フォントだけに絞り込んでおくこともできる

  • 背景とのコントラスト差が弱いとうまく認識されない場合がある。こうした場合は補正やトリミングといった下加工を行ってから再度試すとよい

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