[ウェブサービスレビュー]フォント埋め込みを手軽にチェックできる「PDFフォント○×チェッカー」

吉田印刷所
内容:「PDFフォント○×チェッカー」は、PDFファイルに指定のフォントが埋め込まれているかをチェックしてくれるツールだ。出力したPDFが他人のPC環境で正しいフォントで表示されるかの確認はもちろん、PDFによる印刷データの入稿前チェックまで、幅広く利用できる。

 「PDFフォント○×チェッカー」は、PDFファイルに指定のフォントが埋め込まれているかをチェックしてくれるツールだ。出力したPDFが他人のPC環境で正しいフォントで表示されるかの確認はもちろん、PDFによる印刷データの入稿前チェックまで、幅広く利用できる。

 使い方は至って簡単で、調査したいPDFファイルを選択したのち、「フォントチェックを開始」ボタンをクリックする。PDFがアップロードされたのち解析され、フォントの埋め込みが行われているかを表示してくれる。解析可能なPDFファイルの容量は最大50Mバイトまでとされている。

  • 「PDFフォント○×チェッカー」トップページ。吉田印刷所が運営する印刷通販サイト「トクプレ.」の1コンテンツとして提供されている

  • まずは「ファイルを選択」をクリックし、チェックしたいPDFファイルを選択。50Mバイトまでのファイルに対応している。選択し終わったら「フォントをチェック」をクリック

  • 調査結果が表示された。今回はフォントがすべて埋め込まれていた。PDFの作成に使われたアプリケーション名などのデータが表示される

 結果表示は単純な○×以外にも、どのフォントが埋め込まれ、どのフォントが欠落しているかをリスト化して表示してくれるので、漏れがあった場合でも原因を特定しやすい。また削除したはずのフォントが思いがけず残っているのを発見するなど、品質向上のチェックツールとしても有用だ。ファイルサイズにもよるが解析のスピードも速く、ストレスがたまらないのもよい。

 ネックなのはSSLに対応しないことだが、もともと印刷会社が自社ユーザー向けに提供しているサービスを無償で外部に開放しているという性質上、改善すべき欠点というよりも、これら方針を理解した上で価値があると思えば利用するという性質のものだろう。操作性の点では、複数ファイルを続けてチェックする際、結果ページから都度PDF選択画面に戻る必要があるので、結果ページからすぐさま次のファイルが選択できるようになれば、さらに使い勝手が向上しそうだ。

  • フォントリストが表示される。削除したはずのフォントが残っていないかをチェックする用途にも役立つ

  • フォントが埋め込まれていないとこのように「別のパソコンで表示しても同じ文字で表示されない可能性があります」「印刷を依頼するときの印刷用PDFとしては使用できません」といった警告メッセージが表示される

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画広告

企画広告一覧

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]