カタリズム運営のアクティビティ予約サイト「あそびゅー!」、ヤフーと連携

岩本有平 (編集部)2013年10月18日 15時17分

 カタリズムは10月18日、同社が運営するアクティビティ(アウトドアスポーツや自然体験プログラムなどのこと)のオンライン予約サービス「あそびゅー!」と、ヤフーが提供する旅行総合情報サイト「Yahoo!トラベル」とサービスを連携することをあきらかにした。今後はYahoo!トラベルのトップページに開設する「レジャー体験予約」のコーナーにあそびゅーのコンテンツを掲載する。

 カタリズムは2011年3月の設立。代表取締役の山野智久氏は、学生時代に千葉県柏市限定でフリーペーパーを作成。累計30万部を発表した経験もあり、当時から起業を志していたという。その後リクルートに入社し、人材事業を経て新規事業の立ち上げにも参画。同社を退職したのちカタリズムを設立した。当初は人材ビジネスで収益化を進めつつ、あそびゅー!を開始した。現在YJキャピタル取締役でヤフー執行役員の小澤隆生氏が、ヤフー参画前にエンジェル投資家として同社に出資している。

 「アウトドアレジャー、アクティビティは、趣味が高じてビジネスにしている人が多い。なので、個人や小さな組織がほとんど。予約を調整したり、消費者からの問い合わせに応じるサポートデスクがないことが多い」(山野氏)。そんな事業者の情報を同一のフォーマットで見せ、比較検討して予約できるのがあそびゅー!だ。「同様のサービスがなかったので勝負できると思った」(山野氏)。サポートデスクも用意し、ユーザーの相談に応じてアクティビティを紹介するといったことまで同社の社内で対応している。ユーザーの予約に応じて、事業者から料金の一部を手数料として徴収する。

 2012年7月に「ただのリンク集のような状態」(山野氏)からスタートしたサービスを、2013年4月頃から本格化。現在では460社、約1600件のアクティビティを検索し、予約できるようになっている。同サイト上での予約件数は、4月からで約4000件。ページビューは90万ほどだという。特に強いジャンルはないが、GoogleのCMの影響で、「フライボード(水のジェット噴射を利用して空を飛べるマリンスポーツ)」なども人気だという。

 予約数は増えつつあるが、現時点ではほとんどが新規ユーザー。今後はリピーターの獲得にも中有力するという。「アウトドアのニーズは見えてきた。今後はまずジャンルを広げておく。ジャンルをきっちり押さえていくことでリピートも増えると考えている」(山野氏)。将来的には予約管理機能などを強化。また、メディアなどとの連携も検討していくとしている。

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