場所や店舗の情報に特化したソーシャルメディア解析エンジン「T-Rexa(トレクサ)」を開発、運用するナイトレイは10月16日、既存のGIS(地図情報システム)ツール上にソーシャルメディアの解析結果データをメッシュ集計データ(地図を区画ごとに区切って情報を集計したデータ)として取り込むことができる「ナイトレイGIS データパック」の提供を開始した。同時にデモサイトも公開している。
ナイトレイでは、FoursquareやInstagram、Path、ロケタッチ、Twitterなどにある位置情報のうち、一般に公開されているものに限定して解析。「SNSに数多く投稿されている場所」といった情報の可視化を進めている。
これをGISと組み合わせることで、地域の定性的な情報も確認できるようになり、エリアマーケティングやリスク管理用途で、より詳細な地域情報を知ることができるようになるとしている。
ナイトレイGIS データパックは、「SNS ベーシックデータ」「SNS 詳細データ」の2種類を用意。ベーシックデータでは、メッシュ単位でのSNSへの投稿データを集計しており、詳細データでは、投稿データを食事や買い物、旅行といったカテゴリに分けて集計している。リリース記念のトライアル価格として、ベーシックデータを1都道府県で5万円、日本全国で25万円から提供する。詳細データは1エリア10万円から提供する。
休日平日や時間別、カテゴリ別での集計のほか、混雑店舗集計等が可能。11月からはメッシュごとの頻出ワード集計やユーザーの特徴解析といった機能を提供する。すでに富士通などで導入が決まっているという。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」