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マネーツリー、第三者割当増資で1億5000万円を調達--iPad版、ウェブ版の開発も

坂本純子 (編集部)2013年10月15日 20時18分
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 マネー管理アプリ「Moneytree-賢いお金のアシスタント(Moneytree)」を開発するマネーツリーは10月15日、DGインキューベーションなどを通して、個人投資家を割当先とする総額1億5000万円の第三者割当増資の実施を決定したと発表した。

口座残高、カードの利用金額、電子マネーの残高などが一目で分かる
口座残高、カードの利用金額、電子マネーの残高などが一目で分かる

 調達する資金は、対応金融機関の増加、有料・新機能の追加、ウェブ版やiPadなどを 含む新しいプラットフォームへの対応に充てる予定という。

 Moneytreeは、銀行やクレジットカード、モバイルSuicaなどの入出金履歴や利用履歴、口座残高などのオンライン明細をスマートフォンから確認できる機能を持つ。仕組みとしては、各金融機関が運営するインターネットサービス(明細照会など)を、このMoneytreeを経由してアクセスする「データアグリゲーションサービス」だ。

 4月のリリースから150日間で20万ダウンロードを突破した。iTunesのファイナンス無料カテゴリで1位を複数回獲得したほか、iOS 7のリリースに際しては、App Storeの「ベスト新着アプリ」に選ばれ、全体の無料ランキングでもTOP 100入りを果たしたという。

シンプルなわかりやすさで差別化--iPad版やウェブ版の開発も

 マネーツリーでは、人気を得ている理由について、「ほかの競合アプリと比べてシンプルさが際立っている。私たちもシンプルに作ることを意識しているし、さまざまな家計簿アプリや資産管理、ビジネス用の会計ソフトなどを見ると、機能が多かったり情報が多すぎたりする。Moneytreeは金融機関を登録するだけで自然に新しい情報をピックアップできる」と分析する。

 しかし、マネーツリーは「現状に満足していない。これからさらに良くしていくことを意識している」と説明する。ユーザーからの要望としてもっとも多いのは、対応する金融機関の増加という。今後、選択するだけで会社の経費をレポートできる機能や過去にさかのぼってデータを見られる機能を提供するという。

 Android版は「やるかやらないかと言えば必ずやる」(マネーツリー)としているが、NTTドコモからiPhoneが発売されたことを受け、iOS版の機能強化を優先する方針だ。また、iPad版もリリース予定だ。画面の大きさに加え、iPadはリビングやオフィスなど落ち着いた環境で使うことを想定し、マネープランニングの機能を加えたアプリにするという。

 また、iPad版と平行してウェブ版を開発中という。ユーザーからのリクエストが多く、ウェブを介してAndroidユーザーも利用できるようにする考えだ。

 「新しいプラットフォームや新たな金融機関の対応は、大型の投資がないと可能にはならなかった。やりたかったことが1億5000万円の資金調達によって可能になった」という。

 無料で使える機能をベースに有料機能を入れ込みながら、100万人以上の利用者を目指す。

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