大阪で開催中のイベント「B Dash Camp 2013 Fall in Osaka」。第1セッションは「注目経営者、次の一手」。ミクシィ代表取締役社長 最高経営責任者の朝倉祐介氏とリブセンス代表取締役社長の村上太一氏が登壇。B Dash Ventures 代表取締役社長の渡辺洋行氏がモデレーターを務める中、それぞれ目指す会社、起業家の姿を語った。
朝倉氏:過度に「mixi」の事業にとらわれていけないが、自分たちはコミュニティーマネジメントのスペシャリスト。そういったところでシナジーやノウハウを生かせるものを作ろうとしているし、取り込んでいこうとしている。
渡辺氏:mixiのデータベースを使うときもあれば、使わないときもあるのか。
朝倉氏:大切にしているのは「ユーザーファースト」。ユーザーが望むかどうかが重要。そういう観点では——例えばリサーチ事業のように——“つなげてうまくいく”となればつなげていく。婚活支援事業などはノウハウの注入。ユーザーを繋ぐことと並行してやっていく。
渡辺氏:村上さんはぶれずに人材事業をやっているが、最近では新規事業もはじめた。
村上氏:社内で立ち上げる場合と、出資、M&A、提携の4つを進めていく。「当たり前を発明しよう」というテーマの下、これまでとまったく別の領域もやっていく。
実は最近ではイラっとすることがあった。クックパッドがコーチユナイテッドを買収したこと。以前にコーチユナイテッドに「出資をさせて欲しい」と言っていたが、あの(クックパッドの)リリースが出た。愛を伝えきれてなかったと思う。
あのあと有安さん(コーチユナイテッド代表取締役の有安伸宏氏)に聞いたら、「村上さんのところ10億円出せるんですか?」と言われた。それはちょっとイラっとしましたね(笑)。今日も(投資先を)見つけに来た。
渡辺氏:そこは「M&Aします」と言わないといけなかったのではないか(笑)
村上氏:我々の会社のノウハウは、データベースメディアをゼロから立ち上げてきたこと、そして月間360万人のメディアのノウハウも持っている。まったく新たな領域でもゼロから立ち上げる力を待っているんだと思う。実際、事業もしっかり立ち上げってきて、(主力事業であった)アルバイト事業が(売上高の割合で)半分くらいになっている。
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