エニタイムズがクラウドソーシングのユーザー層を一般向けに拡大した生活密着型の仕事マッチングサービス「Any+Times」の提供を開始した。
Any+Timesは、日常のちょっとした仕事をインターネット上で気軽に依頼できるクラウドソーシングサービス。ネット上のみで仕事が完結する案件だけでなく、家事、引越し、イベント、ボランティア活動など、依頼者と請負者が仕事の現場で直接顔を合わせるような案件も取り扱う。
サラリーマン、主婦、学生、高齢者、無償ボランティアなどにユーザー層を拡大し、専門職だけでなく、より一般から依頼者と請負者を集めることで、クラウドソーシングの新たな需要を掘り起こすとしている。また、システム手数料も低く抑えることで、請負者が働きに応じた適正な報酬を得られるよう努めるという。
想定している請負者は、主婦、学生(満18歳以上)、定年退職者など、空いている時間を有効活用したい人たち。365日24時間、いつでも仕事を依頼、実施でき、相談から依頼、決済まで全てサイト内で簡単に行えるという。
アカウント登録やシステム利用料金は無料。システム手数料は、請負者が案件ごとに報酬の15%を支払う。無償のボランティア作業では手数料は発生しない。また、何度も利用したり高額案件を受注する請負者向けに、手数料が5%となる月額1980円のプレミアムプランも用意されている。
このほか、依頼者と請負者がともに安心して利用できるよう、事務局への身分証明の提出や、電話による本人確認などを任意で行い、承認を受けたユーザーにはプロフィールに承認マークを付与するシステムを導入している。また、仕事完了後には、依頼者が請負者の作業を評価して公開できる。
エニタイムズでは、初年度(2014年3月期)で売上700万円、会員数6000人、2015年度の売り上げを1億4000万円、会員数5万2000人を目指すとしている。また、Any+Timesのアジアでの展開も計画しているという。
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