Operaは米国時間9月9日、根本から再設計された新しいタブレット向けブラウザをリリースした。このブラウザでは、アプリとウェブの間の境界線が曖昧になる。
「Coast」と呼ばれるこのブラウザは、「iOS」のネイティブ性を模倣し、それをウェブブラウジング体験にもたらそうとするOperaの試みだ。その結果、基本的にiOSと従来の「webOS」プラットフォームのハイブリッドのような挙動と感触を持つウェブブラウザが生まれた。
Coastは、従来のウェブブラウザの大半に備わっているボタンとメニューをなくし、ウェブページが画面のほぼ全体に表示されるようにした。それぞれのウェブページは画面の中心に鎮座し、ウェブサイトというよりも、むしろアプリのように扱われる。「Pin」を利用すると、Coastでのウェブサーフィンは「インセプション」風になる。つまり、OSの中にOSがあると考えればいい。開いたページがカードになる仕組みは、開発が終了したwebOSを思い出させる。左右にスワイプすると、前のページに戻ったり、先のページに進むことができる。カードビューで上にスワイプすると、閲覧中のサイトが閉じられる。飛び抜けて印象的なのは、同ブラウザの滑らかな反応だ。ページはほぼ瞬時に読み込まれる。また、サイト間を移動するプロセスは、雑誌のページをめくるのと同じような感覚だ。
Coastは現在、「iPad」のみに対応している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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