サイバーエージェント・ベンチャーズ(CAV)が9月6日に開催したIT系スタートアップ向けのイベント「RISING EXPO 2013」。
スタートアップ15社がしのぎを削ったプレゼンバトルで見事に優勝を果たしたのは、ライブ配信サービス「ツイキャス」を提供するモイだった。同社は200万円の賞金を獲得した。
モイは代表取締役を務める赤松洋介氏の別会社、サイドフィードから事業を分割する形で2012年2月29日に設立された。
サイドフィードの一事業として2年間サービスを展開してきたツイキャスだが、ユーザーローカル代表取締役社長の伊藤将雄氏がサービスに出資したいと話したことをきっかけに分社化の検討を開始。サイドフィードの事業を整理しつつ、ツイキャスに注力する体制を作ってきた。
ツイキャスのメインユーザーは学生。そのため夏休みシーズンとなる7〜8月にユーザー数は急増。現在325万人のユーザー数を誇っている。
今後の展開については、「出資を受けていることもあり、最終的には上場を目指したい。だが、いい話があれば(バイアウトに)流れる。重要なのは創業者利益ではなく、サービスが守られてユーザーが幸せなこと」(赤松氏)としている。また、今後は大々的な海外進出に向けた準備も進めているとのことで、年内にも次の資金調達を目指すとしている。
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