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14年愛されたゲームの秘密--PS Vita「俺の屍を越えてゆけ2」ゲームデザイナー桝田省治氏に聞く - (page 2)

佐藤和也 (編集部)2013年09月12日 13時00分
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 その部分について、今の段階では今後の情報を楽しみにしてほしいとしておきたいのですが…。たとえばリメイク版では続編を見越したシステムとして、ほかのプレイヤーの子との間で、子供を生むことができる“結魂(けっこん)”を導入したんです。「俺屍」はある意味で、一人で遊ぶ箱庭ゲームであるのが魅力でもあるのですが、そこに他の人が遊んだデータが混ざってくると。それが面白そうと感じつつも、でもそれを嫌ったり「俺屍」らしくないという人もいるかもしれない。だから反応を見るためにリメイク版では入れてみました。

 もっとも、「俺屍2」ではただ単に結魂をより良い形で入れ込みましたというだけの話ではないことは確かですが、具体的なことはもう少々お待ちください。

 プレイの感覚として、さきほどマージャンの話をしましたけど、ある意味「俺屍」はコンピュータマージャンで、「俺屍2」は人間相手のマージャンな感覚に近いかなと。人間相手で遊んだ方が面白いじゃないですか。チョンボすることすら面白いと感じられる。そのような感覚を出せればと思います。

 それと、さきほどブログ等で人と違う遊び方が見られるというのはひとつの楽しみとお話しましたが、その「他人の遊び方を楽しめる」というところまで踏み込んでいるとも言えます。一方で外への発信として、簡単な進行状況とスクリーンショットを、ボタン1つで簡単にSNSへ投稿できる機能は入れていますね。

--すこし細かいところになりますが、タイトルをシンプルに「2」とした理由はなんでしょうか。

 最近の移植もののタイトルは副題をつけているものが多くて、移植なのか新作なのかがわからないと感じているんです。そこで副題のようなものを付けると移植に見えてしまって、ユーザーを混乱させるんじゃないかと。それであれば明確に「2」を出した方がわかりやすいというところですね。

--一族(プレイヤー)の賄いを担当するキャラクターも、コーちんというかわいらしいキャラクターになりました。

  • 一族(プレイヤー)にいろいろアドバイスしてくれるコーちん

 時代のニーズってことです(笑)。僕はおばさんを推していたんですけど。一族のお母さんぐらいな年齢の人がいいなと思ったんですが、開発内部から大反対を受けたというところです。とはいえ、前作のイツ花もかわいいキャラクターではありましたけどね。

 今回、一族のキャラクターを3D化して顔も遺伝するようにしています。たとえば猫のような神様もいますけど、交神と行うと猫耳が生えた子もごくまれに生まれます。そういうこともあるので、お手伝いさんも獣でいいかなという程度ですね。

--ゲームショウに出展する試遊バージョンを遊ばせていただきましたが、キャラクターを最初に作るとき、カメラ機能を使って自分の顔から一族の顔を作り出せるのが面白いと思いましたし、猫のような神様を交神したら、猫耳は出ませんでしたけど猫っぽい顔になりました。

 写した人の特長をとらえてキャラクターの顔に反映させています。「俺屍」のときも顔はたくさん用意しましたけど、今回は顔も遺伝するので、事実上同じ顔がでることはまずないです。それだけに他人のプレイヤーとは異なる一族となります。自分じゃ無くても他人の顔でもいいですし、実験した人の話だと、投入口が2つあるポストでもできたようで(笑)。顔っぽく見える物なら反応するようです。ゲームの最初だけではなく、途中から別の形でゲーム内に反映させるようなこともできます。

  • 一族の最初の顔を決める際、カメラ機能を使って顔を作ることができる

  • このような形で、特徴ととらえた顔ができあがる

  • 猫のような神様「福招き 美也」

  • 主人公も神様も能力の傾向があり、子孫に色濃く受け継がれる部分もでてくる

  • 交神してできた子には、どこかに面影を感じる。もちろん見た目だけではなく、能力も受け継がれる

--少し話は変わりますが、携帯電話でのソーシャルゲーム、最近だとスマートフォンでのゲーム市場が広がって、ゲーム専用機でのビジネスをすることの難しさもあるかと思いますが、作り手としてこの状況をどう思いますか。

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