CBSとTime Warner Cableは米国時間9月1日、コンテンツの放送に関して合意に達したことを発表した。多数のTime Warner Cable加入者が1カ月にわたってCBSの番組を視聴できなくなっていた状態が終結する。
CBS Corp.は声明で、ニューヨークとロサンゼルス、およびダラスにおいて、太平洋時間2日午後3時までにTime Warner CableでCBSの番組の放送が再開すると発表した。契約条件は明かされなかった。
CBSの最高経営責任者(CEO)であるLes Moonves氏によると、この論争は予想以上に長引いたが、新しい契約は議論を重ねただけの価値があるものだという。
Moonves氏はCBSの職員に宛てたメモの中で、「CBS関係者の誰もこの論争がここまで長引くとは予想していなかった。この論争のために、われわれすべてが痛みを感じ、さらにもっと重大なことに、影響を受けた当社の視聴者に迷惑をかけてしまったが、これは重要な論争だった。満足のいく帰結を求める価値のある論争だった。それは達成された。Time Warner Cableとの最終的な合意によって、われわれはそれらの話し合いで求めた価値と条件をすべて勝ち取ることができた」と述べた。
Time Warner CableのCEOであるGlenn Britt氏によると、同社は新しい契約ですべてが希望通りにはならなかったが、加入者に対してCBSの番組の放送を再開できることは嬉しく思っているという。
Britt氏は声明の中で、「われわれはすべての交渉で、コストを抑え、今後も素晴らしい動画体験を顧客に提供し続けることを求めた。確かに希望のすべてをかなえることはできなかったが、結果として、われわれの置かれた状況は、論争が始まる前と比べて大幅に改善された」と述べた。
ニューヨーク、ロサンゼルス、およびダラスの約300万人の加入者は8月2日、Time Warner CableでCBSの番組を視聴できなくなった。数週間にわたる交渉と複数回の期限延長を経て、Time Warner Cableがそれら3つの市場でCBSに支払う放映権料に関して、両社が合意できなかったことが原因だった。それまで、両社は6月30日に満了した過去の契約を延長して交渉を重ねてきた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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