NYTサイトへの攻撃、ドメイン登録業者への不正アクセスが発端

Charles Cooper (CNET News) 翻訳校正: 佐藤卓 長谷睦 (ガリレオ)2013年08月29日 11時50分
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 米国時間8月27日午後にThe New York Times(NYT)のウェブサイトがアクセス不能になったが、これは何らかの人物あるいは組織が、ドメイン登録業者Melbourne ITのネットワーク上にあるリセラーのアカウントへのアクセスに成功したことが発端のようだ。

 Melbourne ITは「nytimes.com」のドメイン名を管理している企業だが、米CNETによる電子メールでの取材に対し、「Melbourne ITのリセラーの認証情報(ユーザー名とパスワード)が、Melbourne ITのシステム上にあるリセラーのアカウントにアクセスするために使われた」と回答した。

 容疑者の素性はまだ明らかにされていないが、シリアのBashar al-Assad大統領を支持する謎のハッカー集団、シリア電子軍(Syrian Electronic Army:SEA)の関与が疑われている。NYTの最高情報責任者(CIO)Marc Frons氏は声明の中で、今回の攻撃は、シリア電子軍、または「彼らを信奉している何者か」によって行われたものだと述べている。

 SEAは一時、Twitterのドメインも乗っ取っていたことが報じられている。

 Melbourne ITの調査によれば、問題のリセラーのアカウントに登録されていた複数のドメイン名のDNSレコードが改ざんされ、その1つがnytimes.comだったという。

 「われわれは現在、ログを調査し、このリセラーの認証情報を使用した者の身元に関する情報を得られないかどうか確認している。判明した情報は、当該リセラーおよび関係する捜査当局すべてと共有する予定だ」と、Melbourne ITの広報担当者は述べている。

提供:Ramin Talaie/Getty Images
提供:Ramin Talaie/Getty Images

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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