Twitterの利用とテレビ番組の視聴率には直接的な相関関係があることが、Nielsenの調査で明らかになった。
Nielsenは米国時間8月6日に公開した調査結果の中で、同社が解析した221番組中の29%は、ツイートの件数が増えたことでリアルタイムでの視聴率が「統計的に有意な変化」を示したことを明らかにした。逆に、同社が調査した番組の48%は、視聴率が特に高かった時間帯で同様にツイート件数への「有意な」影響を示した。
Nielsenで最高研究責任者を務めるPaul Donato氏は、声明で次のように述べた。「われわれは時系列分析を用いて、統計的に有意な因果的影響を確認した。これは、テレビの視聴率が急上昇するとツイートの件数が増え、反対に、ツイートが急増すると視聴率が上昇することを示唆するものだ」
Nielsenの調査結果は、多くの人が度々主張してきた仮説、つまりTwitterはテレビ番組の全体的な人気において重要な役割を果たしているとの説を裏付けるものだ。ただし、今回のNielsenの調査では、ツイート件数の増加がいかにしてテレビの視聴率上昇につながるかという点が数値で示された。
当然ながら、Twitterはすぐにこの調査結果を歓迎した。同社の最高執行責任者(COO)を務めるAli Rowghani氏は6日、声明の中で、Twitterのプラットフォームは「放送局にとって視聴率を増やす補完ツール」になっていると述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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