レベルファイブは8月26日、新作発表会「LEVEL5 VISION 2013『渦』」を開催。ハードの垣根を越えたゲームブランド「UNIPLAY」の立ち上げとともに、対応タイトルとして「ワンダーフリック」、「レイトン7」を発表したほか、新作PC向けオンラインゲーム「イナズマイレブン オンライン」もあわせて発表した。
「ワンダーフリック」はUNIPLAYブランドの第1弾タイトルとしてリリースされる王道のファンタジーRPG。音楽は数々のゲーム楽曲を手がけた植松伸夫氏が担当している。
最大の特徴はプラットフォームの壁を越えたオンラインゲームサービス。iOS版とAndroid版が11月に配信予定であることを皮切りに、PS3/PS Vita/Wii Uの現行ゲーム機種、PS4/Xbox Oneといった次世代ゲーム機にも2014年に配信するとしている。セーブデータは共有可能であるため、外出中ではスマートデバイス、家では据置型ゲーム機などで楽しめるといった遊び方ができる。ビジネスモデルは基本料金無料のアイテム課金制となっている。
本作ではグリムナースという世界を舞台に冒険するRPG。多彩な装備品によるアバターのカスタマイズや、フレンドとキャラクターを貸し借りしての共闘などをしながら楽しむことができる。王道のRPG作品を目指しつつも、スマートフォンの利用シーンを考え「3分に一度のエキサイティングをテーマとしている」(レベルファイブ代表取締役社長/CEOの日野晃博氏)という。
なお、集英社の漫画雑誌「ジャンプ」のコラボレーション展開も発表。詳細については触れられなかったが、登壇したVジャンブ編集部編集長兼最強ジャンプ編集部編集長の伊能昭夫氏は「ゲームと言えば、いかに驚きを作っていくかが大事。驚きを持って楽しんでもらえたら」とコメントした。
そして、UNIPLAY対応タイトルの新作として発表されたのが「レイトン7」。同社の代表的なゲームシリーズである「レイトン教授」の流れを汲む作品となっている。このシリーズは「レイトン教授と超文明Aの遺産」でストーリー上は完結となっており、本作は新たな切り口で展開。誰かの役割を演じるパズルゲーム「ロールプレイパズル」と銘打ち、プレイヤーは登場キャラクターのうち、誰か1人を演じることになる。そしてそれぞれに与えられた役割を果たすことによってポイントが得られ、そのポイントを競い合うという内容となっている。対応機種はiOSとAndroid、ニンテンドー3DSで展開。発売(配信)時期や価格は未定となっている。
PC向けオンラインゲームとして、イナズマイレブンの新作「イナズマイレブン オンライン」も発表。NHN PlayArtとの共同開発で、2013年冬にハンゲームでサービス予定。基本料金無料のアイテム課金制となっている。マウスのみでの簡単操作で遊べる、アクション×シミュレーションのオンラインサッカーバトルゲームとしている。
このほか発表会では、日本全国47都道府県に実在する駅を舞台に展開するスマートフォン特化型MORPGとして開発中の「魔神STATION」について、ラゼストとの共同開発であることやキャラクターデザインにコザキユースケ氏、魔神&コンセプトデザインに緒賀岳志氏の起用、「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」シリーズを手がけるスタジオカラーによる、フルCGのプロモーションアニメを公開。また今冬発売予定のニンテンドー3DS用ソフト「イナズマイレブンGO ギャラクシー ビッグバン/スーパーノヴァ」の各テーマ曲について、楽曲を歌うT-Pistonz+KMCが登場し披露した。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」