現在は廃止されている「Google Reader」に代わる製品の提供に向けた競争において、最大の有力候補であるFeedlyが米国時間8月26日、同社の「feedly Pro」サービスを月間5ドルまたは年間45ドルで一般向けに提供開始した。
同サービスは、RSSおよびAtomフィードによって公開されたコンテンツをユーザーが閲覧できるようにするもので、ウェブあるいは「iOS」や「Android」アプリから入手できる。これは、十分に主流ではなくサービス提供に値しないとGoogleが判断した技術である。その判断に異議を唱え、Google Readerの廃止を嘆いた人は多く、Feedlyは、Google撤退を商機ととらえた企業の1社である。
Feedlyは2013年8月に入り、feedly Proを99ドルの永年購読契約に申し込んだ5000人を対象に提供開始した(永年購読契約は8時間で完売した)。「このキャンペーンによって得られた資金は、feedly Proを一般提供するために必要なインフラと顧客サポートへの投資に役立った」と同社は述べた。
feedly Proの初期機能としては、セキュアなHTTPS接続を介してフィードを閲覧する機能、記事検索、プレミアムサポート、「Evernote」サービスとの統合によるデータ保存機能などがある。ただし、Feedlyは方向を微調整しており、無償版にHTTPSサポートを追加し、プレミアム版には「Pocket」サポートを追加している。
「feedly Proには定期的に新機能を追加する予定である。目標は、非常に熱心なわれわれのユーザーにより高い生産性を提供し、Feedlyを長期的に持続可能とすることだ」と同社は述べた。「より持続性に優れた企業になれば、feedly Proと『feedly Standard』の両方のユーザーにさらなるイノベーションを提供することができるだろう」(Feedly)
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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