キヤノンは8月22日、新映像エンジンDIGIC 6を搭載したデジタルカメラ「PowerShot G16」など新製品8機種を8月29日より順次発売すると発表した。
PowerShot G16(キヤノンオンラインショップ価格:5万9980円、9月中旬発売)と「PowerShot S120」(同:4万9980円、9月中旬発売)は、2012年10月に発売した「PowerShot G15」「PowerShot S110」の後継機種だ。高速AFや高画質化に加え、進化したWi-Fi機能を搭載するなど、ハイアマチュアユーザーの幅広いニーズに応えるハイエンドモデルとなっている。
いずれも、高性能映像エンジンDIGIC 6を搭載。DIGIC 5を搭載している従来機種に比べ、最大約2.4倍の速さでノイズの処理を行えるほか、高感度センサとの組み合わせによる「HS SYSTEM」で、暗いシーンでもよりノイズを抑えた鮮明な写真を撮影できるとしている。
さらにAFアルゴリズムやメカ制御などの改善により、AF時間は0.10秒(広角端)に進化。また、AFの高速化に伴い、撮影タイムラグは0.13秒(広角端)へと従来機種に比べ大幅に短縮した。フル画素で最速約12枚/秒の高速連写が可能で、メモリカードの容量の制限まで連写を続けられる。
PowerShot S120には、新たに「星空モード」を追加。撮りたいものに合わせて「夜空夜景」「星空軌跡」「星空インターバル動画」を選択すると、自動で長時間撮影して合成したり、1分ごとに撮影した静止画を自動で結合して動画を作成したりできる。
このほかにも、PowerShotシリーズは、薄さ26.3mmのスリムボディにF2.0の明るいレンズ、高感度センサ、映像エンジンDIGIC 5を搭載した「PowerShot S200」(同:3万4980円、9月中旬発売)、高倍率の光学30倍ズームを搭載した「PowerShot SX510 HS」(同:2万7980円、8月29日発売)、乾電池からリチウムバッテリ充電池に変更し、軽量・コンパクトになった「PowerShot SX170 IS」(同:1万9980円、8月29日発売)、Wi-Fiに対応した「PowerShot A3500 IS」(同:1万1980円、8月29日発売)がラインアップする。
IXYシリーズは、Wi-Fiの利便性を進化させた光学10倍ズームのスリムモデル「IXY 620F」(同:2万7980円、8月29日発売)とWi-Fiに対応した光学8倍ズームのIXY 100F」(同:1万4980円、8月29日発売)がラインアップする。
なお、コンパクトデジタルカメラの市場は縮小傾向にあるが、キヤノンではほぼ前年並の水準を維持しているとのことだ。
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