PC業界にとっては良くない兆しだが、Lenovoは2014会計年度第1四半期(6月30日締め)決算発表の電話会見で、スマートフォン事業の成功を盛んに宣伝した。
Lenovoは現地時間8月15日、第1四半期の利益を前年同期比23%増と報告した。前年同期に1億4100万ドルだった純利益が6月期は1億7400万ドルとなり、1億6700万ドルというウォール街の予想を上回った。
売上高は前年同期の80億ドルから9.7%増加して88億ドルとなった。
Lenovoは歴史的にPC企業と見なされてきたが、最高経営責任者(CEO)の楊元慶氏は15日の電話会見で、急成長するスマートフォン事業について語ることに多くの時間を費やした。
同氏は、「中国で当社の(スマートフォン)販売台数は1100万台を超え、第2位の地位をなおも固めている」と語った。
また、「第1四半期に、スマートフォンとタブレットを合わせた販売台数が初めてPCの販売台数を上回った」とした。
楊氏は、スマートフォンとタブレットへのシフトにより、LenovoはPC企業から「PCプラス」企業に変わりつつあると述べ、4G対応タブレットが「態勢を整えつつある」と付け加えた。
楊氏はPC市場の低迷に言及しながらも、同社の「エンタープライズ」市場の顧客、それも特に米国の顧客が「Windows XP」から「Windows 7」や「Windows 8」にPCをアップグレードしており、販売の原動力になっていると述べた。
市場調査会社のIDCは7月に、LenovoがHewlett-Packard(HP)を抜いて第2四半期に世界最大のPCベンダーになると述べている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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