あらゆるスマートフォン向けプラットフォームの中で「Windows Phone」が「BlackBerry」から3位の座を奪ったことが分かった。Gartnerが米国時間8月14日、調査結果を明らかにした。
第2四半期のモバイルOS市場シェアにおいて、MicrosoftのWindows Phoneが前年同期比2.6%増の3.3%を占めた。また、Windows Phone端末の出荷台数は、2012年の400万台から740万台に急増した。Windows Phoneは、Nokiaの「Lumia」製品シリーズで最も知られている。
同四半期にBlackBerryの市場シェアは5.2%から2.7%に急落し、出荷台数は790万台から610万台に落ちた。苦境にあるBlackBerryは今週に入り、「戦略的な選択肢」を現在検討中とし、他社への売却の可能性もあることを明らかにした。
Windows Phoneは、モバイルOSで第3位の地位が定着したようだ。同OSが初めて3位につけたのは、2013年第1四半期のことだ。
一方、Gartnerによると、第2四半期の「Android」の市場シェアは79%で、モバイルプラットフォームの中で首位の座を堅持したという。Appleの「iOS」は2位の座を守ったものの、市場シェアは18.8%から14.2%に下がった。
また、Gartnerによると、第2四半期はスマートフォンの販売台数がフィーチャーフォンの販売台数を初めて上回ったという。
第2四半期における世界のスマートフォン販売台数は2億2500万台で、前年同期から46.5%急増した。同四半期におけるフィーチャーフォンの販売台数は2億1000万台に減少し、21%縮小した。スマートフォンのシェアで最も著しい伸びを示したのはアジア太平洋地域の74.1%で、ラテンアメリカの55.7%、東欧の31.6%が続いた。
GartnerのリサーチアナリストのAnshul Gupta氏は声明で、「2013年第2四半期において、スマートフォンの販売台数は携帯電話全体の51.8%を占め、フィーチャーフォンの販売台数を初めて上回った」と述べた。
第2四半期の携帯電話全体の販売台数は4億3500万台に達し、前年比3.6%の増加となった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したもので す。
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