「Xbox One」が欧州の8市場で困難に直面している。Microsoftは米国時間8月14日、ベルギー、デンマーク、フィンランド、オランダ、ノルウェー、ロシア、スウェーデン、スイスの居住者に対して、同ゲーム機の発売を2014年まで待ってもらうことになると発表した。
Xbox Wireブログに掲載されたXbox Leadership Teamの公式発表によると、発売延期の原因はXbox Oneのダッシュボードのローカライズや、音声および言語のサポート追加に関する問題に加えて、現時点で主要なアプリや「意味のある現地向けコンテンツ」が欠けているためだという。
欧州で予定通り11月にXbox Oneが発売される国は、英国、スペイン、フランス、ドイツ、アイルランド、オーストリア、イタリアだ。したがって、これで同ゲーム機の発売が確定している国は、米国、ブラジル、メキシコ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドを合わせて全部で13カ国となった。
4大陸にまたがる13カ国でも立派なものだが、特にMicrosoftがもう少し多くの市場で2013年の発売を約束していたことを考えると、今回の発売延期は欧州における多数の顧客に不満を抱かせる可能性が高い。同社は声明で次のように認めた。「E3(Electronic Entertainment Expo)で、われわれはXbox Oneを世界の21の市場で同時発売すると発表した。これは野心的な目標だったが、チームはXbox Oneをできる限り多くの市場で提供するため懸命に取り組んでいる」
21市場という目標を達成できなかったことから、Microsoftは、今回の発売延期の対象になった国で、Xbox Oneを事前予約した顧客に無料のゲーム(タイトルは未発表)を配布する予定だ。これらの市場でXbox Oneが発売されるのは2014年のいつになるのかについて、Microsoftは「できる限り早い時期」としている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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