ジンガ、再建に向け幹部陣を刷新--COOなど3名が辞職へ

Dara Kerr (Special to CNET News) 翻訳校正: 編集部2013年08月14日 16時02分

 ゲーム開発企業Zyngaの最高経営責任者(CEO)に新たに就任したDon Mattrick氏だが、同氏が苦境にあえぐZyngaの指揮を執ってから、さまざまな理由による幹部社員の離職が相次いでいる。そしてこのほど、最高執行責任者(COO)のDavid Ko氏、および最高人材活用責任者(CPO)のColleen McCreary氏の2名の幹部が辞職するという。BuzzFeedが報じた。

 BuzzFeedによると、Ko氏とMcCreary氏の辞職の理由は異なるという。Ko氏はおそらく、次期CEOに指名される前に辞職する意向であったと思われる。同氏は2010年に米YahooからZyngaに移籍し、まもなくモバイル担当責任者からCOOのポジションに昇格した。BuzzFeedによると、Ko氏の目標はシリコンバレーのテクノロジ企業のCEOになることだという。

 一方、McCreary氏は、Mattrick氏が指揮する人事刷新の巻き添えを食らったようだと、BuzzFeedは伝えている。新CEOのMattrick氏は7月、Microsoftの「Xbox」担当部門からZyngaに移籍したばかりだ。同氏がCEOに就任して以来、Zyngaでは数人の幹部が既に辞任している。

 Mattrick氏は米国時間8月13日夕、Zyngaの社員らに宛てた書簡で、Ko氏とMcCreary氏の辞職を伝えるとともに、Zyngaの経営目標の概要について説明した。

 Mattrick氏は、次のように述べている。「私は当社幹部陣と協力し、当社の再建につながる経営方針を策定するため、事業のさまざまな部分を見直すことに取り組んできた。現在、将来的な売上高の増加と収益力の改善を実現すべく、市場機会の調整と詳細なプランを練っているところだ。本日、このような取り組みを支援するため、当社組織をいくつか変更することを発表する。われわれは、幹部のランク付けを外して、幹部陣が重要な製品戦略により直接的に携わることができるようにする。そのことを念頭に置いた上で、私は経営陣に対して、焦点を明確化することと、リソース関連チームを重点的に人材を配置することを指示した」

 今回の発表とあわせて、Mattrick氏はゲームスタジオ、テクノロジ、ライブ事業、出版、および機能的分野を担当する新たなリーダーを任命した。これらのリーダーは、直ちにMattrick氏の直属となる。

 また、Ko氏とMcCreary氏に加えて、Zyngaの最高技術責任者(CTO)を務めるCadir Lee氏も辞職する方向だ。Mattrick氏は、今回辞職する幹部3名について、「辞職は自分たちの道を目指すため」と記している。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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