Twitterは、「iPhone」および「Android」ユーザーに対し、自分のアカウントを管理するための新しい方法を提供した。
情報ネットワークTwitterは米国時間8月6日、同社アプリケーションをアップデートし、ログイン認証に対するモバイル上の拡張を加えた。ユーザーは、この2要素認証システムを有効にすることによって、自分のアカウントにセキュリティレイヤをもう1つ追加することができる。
iPhoneとAndroid上のユーザーはTwitterアプリを使用して、ログイン認証を設定して要求を承認することができるようになった。ユーザーは、これまでの処理であった6桁コードを含むテキストメッセージに代わり、ログイン要求を許可または拒否するよう指示するTwitterからのプッシュ通知を自分の設定済みiPhoneまたはAndroid端末上で受信する。
各ログイン要求には、ブラウザの種類やログイン要求の発信場所に関する詳細が含まれるため、アプリケーションユーザーは怪しい行動に注意することができる。同アプリのセキュリティセクションにあるこの機能を有効にすると、ユーザーには、自分のスマートフォンにアクセスできない場合にTwitterにログインするために保存および使用するバックアップコードも送付される。
この新しいプロセスにおいてユーザーは、Twitterログインを承認する際に自分のAndroid端末またはiPhoneが手元にあることが求められる。これは、メディアに大きく取り上げられた一連のハッキング事件を受けて、Twitterが2013年5月に初めて導入したSMSベースのシステムからの変更点である。変更が加えられた今回のシステムでは、ログイン認証がさらに多くの米国外ユーザーに拡大されているが、これは、通信事業者によるサポートを必要としないためである。また、複数のTwitterアカウントを持つユーザーにも対応する。
TwitterのiPhoneとAndroid向けアプリケーションには、6日のアップデートで、Twitterがウェブ版に対して先週リリースした検索に関する改良の一部も加えられた。モバイルアプリ検索には、写真ギャラリーが追加されて閲覧が改良されており、また、Twitterが「ソーシャルコンテキスト」と呼ぶ、検索結果に出現するアカウントとの自分のフォロー関係を表示する方法が追加されている。また、iOS版を利用する上級ユーザーにとっては、Twitterがついに追加した、同アプリケーション内部からリストを管理するオプションもうれしい機能だろう。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」